欧州最大級「ドイツ国際自動車ショー」EVで競争激化

2年に1度開かれるドイツ・ミュンヘンの欧州最大級の「ドイツ国際自動車ショー」が9月9日、始まった。EV(電気自動車)メーカー、部品メーカー含め中国の出展企業が、前回の1.5倍の116社に上り一際目立つ。フォルクスワーゲン(VW)、BMWのドイツ勢とともに、会場はEVを巡る競争が一段と激しさを増している。同ショーは14日まで。
VWはファミリー層向けの小型のEVを4車種発表した。価格を従来より下げることで需要を取り込み、この分野で20%のシェアを目指すとしている。BMWは従来より航続距離の長いEVを出展。10分間の充電で370km以上走行できるとしている。中国メーカーも充電の速さや価格の安さを”売り”にした、新型EVを相次いで発表している。