英国の大学などの調査によると、英国、南アフリカ、ブラジルでそれぞれ拡大し強い感染力が指摘される新型コロナウイルスの3つの変異型が少なくとも世界77カ国・地域に広がったことが分かった。いずれも日本で確認され、市中感染の懸念が強まっている。
死亡率が従来より高いとの見方がある英国型は約70カ国・地域に広がり、ワクチンが効きにくいともされる南ア型は約30カ国・地域、再感染の恐れが強いとされるブラジル型は9カ国・地域でそれぞれ確認されている。いずれもウイルスが人間に感染する際に重要な働きをする「スパイクタンパク質」が変異して、感染力が上がったとみられる。
日本の国立感染症研究所などによると、現行のワクチンは英国型には有効とされるが、南アやブラジル型への効果は確認されていない。
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コロナ倒産1年で累計1,000件の大台に 時短・自粛で売上回復せず
東京商工リサーチのまとめによると、新型コロナウイルスに関連した全国の企業倒産件数が2020年2月の初確認から1年で、累計で1,000件の大台に達した。
外出自粛の広がりや営業時間の短縮要請などで売り上げが回復せず、資金繰りに困窮する中小企業が多い。そのため、負債額1億円未満の倒産が半数強を占めた。
2月2日に決定した政府による10都府県の緊急事態宣言の1カ月延長もあり、主要都市圏はじめとして企業の売り上げの回復は見込めず、関連倒産はさらに増えるとみられる。
業種別では飲食業が182件で最も多く、以下、アパレル関連91件、建設業83件、ホテル・旅館62件と続いている。都道府県別では東京都が247件で最多、以下、大阪府が94件、神奈川県55件、愛知県および兵庫県が46件となっている。