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タカラバイオ コロナの新PCR検出キット 製造販売承認取得

タカラバイオ(本社:滋賀県草津市)は10月28日、新型コロナウイルスを生体試薬からPCRにより検出するキットを、厚生労働省より10月27日に製造販売承認を取得し、11月9日より販売すると発表した。
高速PCR技術の採用により、前処理から検出まで60分以内で検査が可能なほか、ウイルス遺伝子と内在性コントロール遺伝子を同時に検出するため、PCR検査の精度確認が可能という。
タカラバイオは5月1日に新型コロナウイルス検出PCRキットを発売し、その後も改良を続け後続品を販売してきており、今回のキットはこれらをベースに開発したもの。

KDDIとソフトバンク サブブランドで5,000円以下のプラン発表

KDDIとソフトバンクは10月28日、20ギガバイトのデータ容量を安価に提供する新プランをサブブランドでそれぞれ発表した。菅政権スタート直後、まず是正対象として挙げた携帯電話料金。海外に比べてかなりの割高感があるだけに、価格引き下げ要請を受け、当該企業がスピードを意識した感がうかがわれる。
ソフトバンクは「ワイモバイル」で12月下旬から、1回10分までの通話込みで月額4,480円(税抜き)、KDDIは「UQモバイル」で2021年2月以降、月額3,980円(同)など、月額5,000円を切る水準で提供を始める。

三菱マテリアル ベトナムのMHT社へ10%出資 協業視野に

三菱マテリアル(本社:東京都千代田区)は10月26日、ベトナムを主な拠点としてタングステン事業を展開するMasan High-Tech Materials Corporation(以下、MHT社)との間で、MHT社が実施する第三者割当増資を引き受ける最終契約書を締結したと発表した。出資額は9,000万米ドル(約95億円)。現時点では2020年11月までに出資を完了する予定。出資後の三菱マテリアルの株式持分比率は10%となる予定。
今回の出資を通じて、MHTグループのグローバル拠点を活用したタングステンリサイクル事業における共同事業の立ち上げ、高品質タングステン粉末製造に関する技術提携をはじめとした、タングステン中流域事業での協業について検討を進めていく。

千代田インテグレ 中国・天津の連結子会社解散 営業所開設へ

ソフトプレス加工などを手掛ける部品メーカーの千代田インテグレ(本社:東京都中央区)は10月27日、中国の連結子会社、千代達電子製造(天津)有限公司(所在地:中国・天津経済技術開発区)を、グループ全体の生産性の効率化について見直しを行った結果、2021年12月をもって解散すると発表した。これにより、生産活動を停止するが。2021年2月に営業所を開設し、引き続き事業拡大を目指す。

JR東日本 時速360㌔の営業運転めざす次世代新幹線「ALFA-X」公開

北海道新幹線の札幌延伸に向けて、JR東日本が開発を進めている次世代新幹線の試験車両「ALFA-X」の走行試験が10月27日夜、東北新幹線の線路で、初めて報道陣を乗せて行われ、走行が公開された。
走行試験は仙台駅と盛岡駅間で行われたが、岩手県の一ノ関駅の手前で、現在の新幹線の最高時速320キロを大きく超える380キロに達した。
JR東日本は、次世代新幹線の最高速度360キロでの営業運転を目指している。ALFA-Xは空気抵抗を小さくするため、先端部分が従来の新幹線車両より長いのが特徴で、車両の振動を抑える新型のサスペンションやブレーキシステムが装備されている。

丸紅と日揮HD 中国の副生水素用いた工場の低炭素化事業性を調査

丸紅と日揮ホールディングスは10月27日、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)による「中国における副生水素を用いた工場の低炭素化事業性調査」を受託したと発表した。両社はNEDOの採択を受けて、中国国営の大手化学企業、巨化集団有限公司(以下、巨化集団)と協力してこの調査を開始し、2021年度までに調査結果をまとめる予定。
苛性ソーダ製造プロセスで食塩電解から発生する副生水素を利用して、隣接する巨化集団傘下の工場の低炭素化を目的とした自産自消型ビジネスモデルにおける水素混焼ディーゼル発電機および、固体高分子型燃料電池という二つの本邦技術の有効性を評価する。いずれかの技術の有効性が確認できた場合には実証研究に移行し、将来的には中国国内や東南アジアの化学業界等への普及・展開を目指す。

エーザイ 中国・京東健康と高齢者向け健康サービス事業で合弁

エーザイ(本社:東京都文京区)は10月27日、子会社の衛材(中国)薬業有限公司(所在地:中国江蘇省蘇州市、以下、エーザイ中国)と中国の京東健康(本社:中国・北京市、以下、JD Health)が、中国国内における高齢者向けの健康サービスプラットフォーム構築を目指す合弁会社「京●衛享(上海)健康産業有限公司」を設立したと発表した。合弁会社への出資比率はJD Healthが51%、エーザイ中国が49%。高齢者向けのワンストップ健康サービスプラットフォーム構築を目指す。
JD Healthは強固なeコマースビジネス基盤、インターネット医療サービスのノウハウおよび広大な中国の99%をカバーする物流インフラを持つ。中国では高齢化が進行、2019年末時点での60歳以上の高齢者人口は総人口の18.1%にあたる2億5,388万人に上る。これに伴い、高齢者向けの高質な医療・介護に対するニーズが高まっており、その提供が課題となっている。

三菱自 マレーシアで「エクスパンダー」の現地生産開始

三菱自動車工業(本社:東京都港区)は10月28日、クロスオーバーMPV「エクスパンダー」の現地生産をマレーシアで開始したと発表した。同車の海外生産はインドネシア、ベトナムに次いで3カ国目。
マレーシアにおける車両組み立て委託先のHicom Automotive Manufacturers Malaysia Sdn.Bhd.で生産され、同国の総販売代理店Mitsubishi Motors Malaysia Sdn.Bhd.の販売網を通じて11月から販売する予定。

バングラデシュの新型コロナの累計感染者数40万人超え

バングラデシュの新型コロナウイルスの累計感染者数が10月26日、40万251人と40万人を超えた。また累計死者数は5,818人で、1日当たり20~50人確認されている。
感染状況を地域別にみると、首都ダッカが全体の28%と最も多く、中でもベッドタウンの市西部のミルプールで多くの感染者が確認されている。年代別では21~40歳の感染者が全体の54.7%と半数以上を占める一方、死者は51歳以上が全体の約7割を占めている。

ベトナム 9月輸出入とも2ケタ増 縫製品輸出7カ月ぶり増加

日2本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ベトナムの2020年9月の輸出は前年同月比16.6%増の271億6,281万ドル、輸入は同12.6%増の242億384万ドルだった。4、5月は輸出入とも新型コロナ禍に伴い2ケタ減となったが、6月から増加に転じ、9月は2ケタ増となった。
主要品目別にみると、輸出では1位の携帯電話・同部品は同4.0%減の52億1,367万ドル、2位のコンピュータ電子部品・同部品は同28.9%増の44億6,549万ドル、3位の縫製品は同1.7%増の28億833万ドル。コンピュータ電子部品・同部品は2月からの2ケタ増を維持した。縫製品は3月以降、前年同月実績を割り込んでいたが、7カ月ぶりに増加に転じた。