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中国時速600㌔リニア発表 試験走行時期明言せず

中国国有の鉄道車両大手、中国中車集団は7月20日、設計速度が時速600㌔に達するリニアモーターカーを発表した。同国のリニアモーターカーの技術はこれまでドイツなどから導入されてきたとみられるが、今回の600㌔については中国独自の技術で開発したとしている。ただ、実際に600㌔で試験走行する時期については明らかにせず不明。
600㌔リニアは5両編成で1両につき100人超が乗れる。最長で10両編成を想定している。今回の発表のポイントは制御システムで、600㌔リニアについて制御関連システムを含めて完成したと強調している。

モデルナ製5,000万回分追加 22年初め 3回目接種用も

厚生労働省は7月20日、早ければ2022年初めにも米モデルナと武田薬品工業から新型コロナウイルスワクチン5,000万回分
の追加供給を受ける契約を結んだと発表した。モデルナは3回目の追加接種(ブースター接種)用や変異ウイルスに対応したワクチンを開発中で、承認されればこのワクチンの供給を受けることも可能になるという。
モデルナ製ワクチンは、日本では武田薬品が治験、申請、流通を担っている。9月末までに計5,000万回分の供給を予定。今回の追加契約で日本への供給量は計1億回分となる。

川崎重工 韓一現代セメント向け排熱発電設備を受注

川崎重工(神戸市中央区)は7月20日、韓国の韓一現代セメントより同社の寧越工場(所在地:江原道寧越郡)向けにセメント排熱発電設備を受注したと発表した。同設備は日産5,800トンのセメント製造設備2系列に設置され、出力は約22.6MWで、2022年12月の引渡しを予定。今回受注した設備はセメント排熱回収ボイラ、復水式蒸気タービン、発電機等で構成される。
寧越工場ではこの発電設備の導入に伴い、工場全体の電力消費量の約30%を賄う。また、化石燃料由来の電力使用量削減により、年間約10万トンのCO2排出削減にも寄与する。

メタウォーター 中国 浄水場向けオゾン発生S受注

メタウォーター(本社:東京都千代田区)は7月19日、中国江蘇省無錫市の錫澄浄水場向けに、酸素原料式高濃度オゾン発生システム(2期工事)を受注したと発表した。1期工事と同タイプの酸素原料式高濃度オゾン発生システム1台を納入する。
これにより、同施設ではすでに納入している3台と合わせて計4台の同社製オゾン発生システムが稼働し、100万㎥/日に及ぶ全処理水がオゾンを使って高度処理されることになる。

パナソニック 中国江蘇省で高齢者向け住宅公開

パナソニックは7月19日、中国江蘇省宜興市で高齢者向け住宅「雅達・松下社区」を公開した。同住宅は協業する中国健康事業大手の雅達集団が開発する高齢者向けスマートタウンの一角に設けた。建設面積は約30万㎡で、戸建てと低層住宅合わせ計1,170戸を設けている。2021年10月にも入居を始める。なお、2020年10月に発売した戸建て型の約170戸は完売したとしている。同社では中国における健康・介護事業に注力する。
中国では急速に高齢化が進行。60歳以上の人口は2020年末時点で2億6,000万人を超え、今後5年は毎年約1,000万人のペースで増えていくと予測されている。

阪急阪神不動産 ベトナムに現地法人 ASEAN事業強化

阪急阪神不動産(本社:大阪市北区)は7月15日、ベトナム・ホーチミン市に現地法人「Hankyu Hanshin Properties Vietnam Company Limited」を5月10日に設立し、8月1日より業務を開始すると発表した。ASEAN地域の不動産事業を強化する。新会社の資本金は84億ベトナムドン(約3,800万円)で、同社が全額出資する。
同社は現在、住宅分譲事業をベトナム、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアの5カ国で展開。そのプロジェクト件数は30件、供給戸数3万戸超に上っている。

GSに無人コンビニ 三菱商事エネなど全国展開へ

三菱商事エネルギー(本社:東京都千代田区)、JR東日本の関連会社で無人決済店舗を開発するTOUCH TO GO(本社:東京都港区、以下、TTG)、計量器メーカーのタツノ(本社:東京都港区)の3社は7月19日、全国のガソリンスタンド(サービスステーション、以下、SS)内に無人決済店舗を設置する業務提携契約を締結したと発表した。
2021年9月には千葉市内に国内初の実証実験店舗1号店をオープンする。食品や飲料、生活用品などを販売し、共同でSSにおける無人コンビニ事業の全国展開に取り組む。