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ヤマハ発動機 50年に二輪EV9割へ 脱炭素へ目標

ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)は7月19日、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量削減に取り組み、2050年までに二輪車の電動化比率を9割に高めることを目指すと発表した。船外機についても電気モーターや燃料電池で動くタイプを、2050年時点で8割超とする。
二輪車のEV比率は現在1%にも満たない。2030年に2.6%、2035年に20%と段階的に引き上げていく計画。

富士フィルム 専用の装置不要な抗原検査キット発売

富士フィルムは7月19日、専用の検査装置が不要なハンディタイプの新型コロナウイルス抗原検査キットを、体外診断用医薬品として富士フィルムメディカルを通じて、7月27日より発売すると発表した。写真の現像プロセスで用いる銀塩増幅反応による高感度検出技術を応用したもの。
今回発売するキットは、検査場所を選ばず、簡便・迅速に新型コロナウイルス抗原の有無を検査できる抗原検査キット。カートリッジに検体の抽出液を滴下した後に、簡単なボタン操作だけで⒑~13分で検査結果が得られ、その場で結果を目視確認することができるという。コロナの変異株、アルファ株、ベータ株、ガンマー株に対してもウイルス抗原を検出できることを確認している。

エーザイ 認知症新薬 米国の「投与環境の整備に全力」

製薬大手のエーザイ(本社:東京都文京区)は7月19日、米国で投与が始まったアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」(一般名)について、「投与環境の整備に全力で取り組む」とのコメントを発表した。
米バイオジェンと共同開発した同新薬を、一部の米医療機関が使用を見送る方針を示し、普及に懸念が生じている。こうした動きを受けたもので、エーザイでは「他の米大手医療機関などで採用が進み、投与人数も増えている」としている。

大阪ガス 豊田織機とアンモニア燃料のエンジン開発

大阪ガス(本社:大阪市中央区)は7月16日、豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市)と共同でアンモニアを燃料とする小型エンジンシステムの開発を始めたと発表した。これは2021年4月に採択された環境省の委託事業で、同システムの技術開発および実証実験を行う。
2021年度と2022年度でアンモニアエンジンの要素技術の確立、エンジンシステムの性能実証および実機搭載による運転実証に取り組む。
脱炭素社会に向けて、アンモニアは水素と同様、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないことや、貯蔵や輸送などで既存のインフラを活用できることから化石燃料の代替として注目されている。ただ、アンモニアは燃えにくいという課題があるため、単体で利用できる小型エンジンの実用例はない。したがって、実現すれば世界初になるという。

西武HD 国内40施設の売却検討 1,000億円超規模

西武ホールディングスが札幌プリンスホテル(所在地:北海道札幌市)やびわ湖大津プリンスホテル(所在地:滋賀県大津市)など国内約40施設の売却を検討していることが分かった。売却額は1,000億円超となる見通し。ただ、売却後もこれら施設の運営を受託し、プリンスホテルとして営業を続ける見込み。

千代田化工 インドネシアの銅精錬所建設を受注

千代田化工建設(本社:横浜市西区)は7月15日、米国の鉱業大手フリーポート・マクモランの子会社からインドネシア・東ジャワ州に建設する銅精錬所の設計・調達・建設(EPC)業務を受注したと発表した。溶錬工場、電解工場、硫酸工場、排水処理設備および付帯設備を建設、供給する。受注額、着工・完工時期などは明らかにしていない。

ルネサス 子会社の山口工場を22年6月末に集約

半導体大手のルネサスエレクトロニクス(本社:東京都江東区)は7月16日、100%子会社ルネサスセミコンダクタマニュファクチャリング(本社:茨城県ひたちなか市)の山口工場(所在地:山口県宇部市)について、2022年6月末に集約すると発表した。現在同社で生産している製品は他拠点へ生産移管するほか、生産を中止する。

JFEエンジ 宇宙関連スタートアップ企業3社へ出資

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は7月16日、J&TC Frontierを通じて宇宙関連のスタートアップ企業3社へ出資すると発表した。対象企業はALE、アクセルスペースホールディングス、スペースシフトの3社。
J&TC Frontierは2019年に、従来の事業ポートフォリオに捉われない新しい視点による事業の創出を目的に東京センチュリーと共同で設立した会社。