今年の春闘で、大手電機メーカーの労働組合でつくる「電機連合」が基本給を引き上げるベースアップに相当する分として月額3,000円の賃上げを求めることを決めたことを受け、パナソニックとシャープの労働組合も同様の要求書を取りまとめ経営側に提出した。両社の業績が上向いていることを踏まえ、昨年の春闘と比べ1,000円上積みした。
ボーナスについては部門や個人の業績に応じて支払われるため、統一要求には盛り込まなかった。
3月中旬の集中回答日に向けて労使の交渉が行われる見通しで、経営側が今後の経営環境などを踏まえて、どこまで要求に応じるかが焦点となる。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
米メリーランド大 遺伝子操作したブタの心臓をヒトに移植成功
東工大,東大 低下した全固体電池性能を加熱処理 新技術開発
東京工業大学、東京大学、山形大学などの研究グループは1月7日、性能が低下した全固体電池を加熱処理で大幅に向上させる新たな技術を開発したと発表した。
同グループは、全固体電池の固体電解質と電極が形成する界面の抵抗が、大気中の水蒸気によって大きく増加し、電池性能を低下させることを発見。さらに増大した界面抵抗は加熱処理を行うことによって1/10以下に低減し、大気や水蒸気に全く曝露せずに作製した電池と同等の抵抗に改善できることを実証した。つまり、全固体電池の低下した性能を、加熱処理だけで大幅に向上させる技術を開発した。
高速な充電や高い安全性が期待される全固体電池は、リチウムイオン電池の代替に向けて活発な研究が行われている。しかし、固体電解質と電極が接する界面抵抗が大きく、充電に要する時間がリチウムイオン電池より長くなることが課題だった。今回の成果は、全固体電池の実用化に向け、大きく貢献するとみられる。この研究成果は2022年1月6日(米国時間)に米国化学会誌「ACS Applied Materials&Interfaces」にArticleとして掲載された。
経産省 CO2由来燃料の開発支援 脱炭素へ最大1,535億円配分
四国で世界初 12/25から鉄道・バスの二刀流 DMW運行開始
道路と線路の両方を走行する世界初の乗り物「DMW(デュアル・モード・ビークル)」が12月25日、四国で運行を開始した。徳島県と高知県を結ぶルートの沿線自治体などが出資する第三セクター、阿佐海岸鉄道(所在地:徳島県海陽町)が運営する。
マイクロバスを改造したDMWは、ゴムタイヤと鉄の車輪を備えている。四国南部の海沿いにある徳島県海陽町と高知県東洋町をつなぐ約15kmを35分で走行する。このうち10kmは線路を走る。バスと鉄道の切り替え時は、15秒ほどで車両が浮き沈みして代謝と車輪が交代する。1台の定員は20人余り。乗車はネット予約が原則で、始発から終点までの片道料金は800円。
このDMWは過疎地を含む地域の移動手段となるだけでなく、四国観光の起爆剤としての役割も担っている。
マレーシアで洪水 ホンダ,パナソニック,ダイハツ工場に影響
東工大とJST プラスチックを肥料に変換するリサイクルS開発
ベトナム国鉄 JR東日本の中古気動車を輸入 無償譲渡
米国のコロナ死者60万人超す 感染者累計3,348万人
米国のジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、新型コロナウイルス感染による米国での死者が現地時間の6月15日、60万人を突破した。ワクチン接種者の増加により、感染拡大は鈍化しているものの、感染者数3,348万人とともにいぜんとして世界最多の数値となっている。
原発燃料棒破損が原因 放射性濃度上昇で中国当局が発表
中国広東省の台山原発から放射性希ガスが大気中に放出されたと報じられた問題で、中国生態環境省は6月16日、台山原発1号機の燃料棒の破損により冷却材中の放射性物質濃度が上昇したと発表した技術的基準は満たしているとしている。