総務省が4月6日発表した2月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は25万2,451円で、物価変動を除く実質で前年同月比6.6%減となった。減少は3カ月連続。
新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言の再発令による外出の抑制や、昨年はうるう年で、今年は日数が1日少なかったことなども影響した。項目別では旅行・宿泊料などの「教養娯楽」が実質17.1%減、飲酒を含む外食などの「食料」が4.2%減と落ち込んだ。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
ソニー タイでコロンビア映画のテーマパーク 10月から開業へ
コロナで解雇・雇い止め累計10万人に迫る 製造業2万人超え
日本 週休3日制検討「育児、介護と両立図る」多様な働き方を
大阪府『医療非常事態』宣言を正式決定 独自モデルで”赤信号”
IMF 21年世界経済6.0%成長へ、アジア新興国8.6%へ上方修正
国際通貨基金(IMF)は4月6日、2021年の世界経済の成長率を6.0%へ、前回1月の予測から0.5ポイント上方修正した。6%成長が実現すれば現行のIMF統計や遡れる1980年以降で最高となる。
最大の要因は米国で、新型コロナワクチンの広がりに加え、バイデン政権のもとで新たに成立した200兆円の経済対策の効果を見込み、成長率は前回より1.3ポイント高い6.4%と予測した。米国経済は2020年、記録的なマイナス成長となったが、21年中に感染拡大前の水準まで回復するとしている。
アジア新興国については、1月時点の8.3%から8.6%へと上方修正した。各国での活動制限の緩和や複数の大規模経済圏における追加の財政支援、コロナワクチンの普及などによるもの。
国別にみると、中国は前回より0.3ポイント高い8.4%、日本は0.2ポイント上方修正で3.3%、ドイツは0.1ポイント上方修正で3.6%、英国は0.8ポイント上方修正で5.3%などとなっている。
脚本家・橋田寿賀子さん死去 95歳「おしん」「渡る世間」
「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」など数々の名作ドラマを世に送り出した脚本家の橋田寿賀子さんが4月4日、急性リンパ腫のため静岡県熱海市の自宅で亡くなった。95歳だった。通夜、葬儀は遺志で行わない。お別れの会なども予定されていない。
橋田さんは日本統治下の京城(現ソウル)生まれ。1983~84年放送のNHK連続テレビ小説「おしん」は平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%を記録するなど大きな反響を呼ぶとともに、海外でも放送され人気を集め、日本を代表するドラマとなった。90年からTBSで始まった「渡る世間は鬼ばかり」も支持を集め、約20年にわたって10のシリーズを重ねるヒットとなった。このほか、大河ドラマ「おんな太閤記」「春日局」など多くのテレビドラマの脚本を手掛けた。