「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

ミャンマーの外国投資認可 17年度は2年連続減に

ミャンマーの外国投資認可 17年度は2年連続減に

ミャンマー投資企業管理局によると、同国の2017年度(2017年4月~2018年3月)に投資委員会が認可した外国企業の投資額は、前年度比約14%減の約57億㌦(約6100億円)にとどまった。前年度割れは2年連続。
アウン・サン・スー・チー国家最高顧問率いる現政権は、これまで積極的に外資誘致を呼び掛け、これをてこに経済成長を促してきた。しかし、投資額の2年度連続の前年割れで、新たな経済成長を促す仕組みづくりが求められていることが浮き彫りになった。
前年度割れの主な要因は運輸・通信部門が前年度の3分の1以下のわずか9億㌦にとどまったほか、電力(前年度比55%減)、ホテル・観光(同56%減)の両部門の減速も響いた。
一方、製造部門は堅調だった。前年度を50%上回る17億㌦で、4年ぶりの高水準だった。縫製業を中心に中国企業の進出が相次いだ。全部門の投資件数は前年度比61%増の222件に上り、過去最高だったが、その6割が製造業だった。

中国の農村人口 過去5年で6853万人減少

中国の農村人口 過去5年で6853万人減少

中国メディアによると、中国政府系シンクタンクの中国社会科学院はこのほど、中国の農村人口が2013~2017年の5年間に6853万人減少したことを明らかにした。都市部への移転などで毎年およそ1300万人以上減っている計算だ。

中国の北朝鮮からの1~3月輸入額87%減 国連制裁・禁輸で

中国の北朝鮮からの1~3月輸入額87%減 国連制裁・禁輸で

ロイター通信によると、中国の北朝鮮からの1~3月輸入額は7000万㌦で前年同期比87%減少した。また、この間の両国の貿易総額は同60%減の4億8000万㌦だった。北朝鮮からの主要な輸入品の石炭や海産物などが国連安全保障理事会の制裁決議で禁輸となったため。

北京モーターショー 1800社余出展の世界最大規模に

北京モーターショー 1800社余出展の世界最大規模に

4月23日付北京日報などによると、北京市で25日に開幕する北京モーターショーは、出展企業数が1800社余りに上る今年開催の世界のモーターショーの中で最大規模となることが分かった。
展示面積は22万平方㍍で、105台の世界初公開車両を含む計1022台が展示される。同モーターショーは順義区の中国国際展覧中心新館をメイン会場として、5月4日まで開催される。一般公開は4月29日~5月4日。期間中、一般客延べ80万人の来場が見込まれている。

民泊の届け出1カ月でわずか232件 サイトの6万件と乖離

民泊の届け出1カ月でわずか232件 サイトの6万件と乖離

観光庁は、6月15日から民泊新法「住宅宿泊事業法」が施行されるのを前に、全国の自治体で届け出の受け付けを始めた3月15日から4月13日までの約1カ月で232件が提出されたと発表した。
訪日外国人の急増に対応、宿泊施設不足の緩和を目的に民泊の合法的な運用に向けた、その動向が注目されている。今後、届け出は順次増えるものとみられるが、大手仲介サイトに掲載されている民泊の物件数は現在6万件を超えている。民泊新法のもとで、届け出がなければすべて「ヤミ民泊」となる。

北朝鮮、核実験とICBM発射中止を発表

北朝鮮、核実験とICBM発射中止を発表

北朝鮮の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩委員長は4月20日、21日から核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を中止する方針を発表した。また、これに伴い北部核実験場も、その使命を終えたとし廃止も発表した。

3月の訪日外客数18.2%増の260万8000人 過去最高

3月の訪日外客数18.2%増の260万8000人 過去最高

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2018年3月の訪日外客数は前年同月比18.2%増の260万8000人に達した。前年同月の220万6000人を40万人以上上回り、3月として過去最高を記録した。
市場別ではイースター休暇に伴う旅行需要の高まりを受け、米国、カナダ、ドイツは単月として過去最高を記録したほか、インドネシアを除く19市場で3月として過去最高を記録した。

2025年のロボットの世界市場は8.3倍の15兆円規模に

2025年のロボットの世界市場は8.3倍の15兆円規模に

富士経済(東京都中央区)の各種ロボット市場の分析・調査によると、2025年の各種ロボットの世界市場規模は2017年比8.3倍の14兆9553億円、このうち業務・サービスロボットの世界市場は同4.4倍の5兆7497億円にそれぞれ拡大する見込みだ。
様々な業界で業務効率化、自動化、省力化、また物流・搬送用・家庭用などで人手不足解消や作業員の負担軽減などを目的に導入が進んでいる。 中でも業務・サービスロボットではパワーアシストスーツが128億円と3.8倍に拡大するほか、ドローン、無人ヘリなどの需要が急増する見込み。
富士経済は業務・サービスロボット29品目、ソフトウェアロボット7品目、ロボット関連サービス4品目の国・地域別の市場動向について、現状を分析し、将来を予想した。

カジノ回復でマカオ2017年のGDP4年ぶりにプラス

カジノ回復でマカオ2017年のGDP4年ぶりにプラス

2017年のマカオの実質GDP成長率は9.1%と、2013年以来4年ぶりにプラスに転じた。名目GDP総額は4042億マカオ・パタカ(約5兆2546億円)、1人当たりGDPは62万2803マカオ・パタカとなった。
カジノ分野のサービス輸出が前年比16.4%増と、前年(マイナス4.6%)から21.0ポイント上昇した。また観光分野も同15.4%増と前年(5.9%)から9.5ポイント上昇した。2017年の四半期別の実質GDP成長率をみると、第4四半期まで6四半期連続でプラスとなった。

南鳥島レアアース泥の資源分布の可視化と選鉱手法確立に成功

南鳥島レアアース泥の資源分布の可視化と選鉱手法確立に成功

早稲田大学理工学術院の高谷雄太郎講師、東京大学工学系研究科の加藤泰浩教授らの研究チームは、国立研究開発法人・海洋研究開発機構(JAMSTEC、ジャムステック)などと共同で行ってきたレアアースの調査、研究開発およびその成果について発表した。
同研究チームは、南鳥島周辺海域レアアース泥の資源分布の可視化と、それに基づく資源量の把握を行い、世界需要の数百年分に相当する莫大なレアアース資源が存在することを明らかにした。さらに粒径分離によって、レアアース農集鉱物を選択的に改修する技術の確立に成功した。
これによって、再生可能エネルギー技術やエレクトロニクス、医療技術分野など最先端産業に必須となるレアアース資源開発の経済性が大幅に向上することが期待される。