「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

日本 4都県の緊急事態宣言3/21までで解除を決定

日本政府は3月18日、新型コロナウイルス感染症の対策本部会合を開き、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の首都圏4都県に発令されている緊急事態宣言を期限の21日までで解除すると決定した。
新規感染者数が増加傾向にある中だけに、感染再拡大(リバウンド)を防ぐ観点から、変異株の検査体制などを強化する。4都県は3月中は飲食店などに対し、午後9時までの営業時間短縮を要請し、1日4万円を支給する。

EU 新疆ウイグル自治区での深刻な人権侵害で中国に制裁

欧州連合(EU)加盟国は、中国の新疆ウイグル自治区での深刻な人権侵害に関与したとして、中国当局4人と1団体に対し、EU渡航禁止と資産凍結の制裁を科すことで合意した。
欧州メディアによると、中国をめぐる制裁はEUの前身機構による1989年の「天安門事件」を受けた武器禁輸以来初めて。3月22日のEU外相理事会で正式承認の見通し。

ミャンマー・ヤンゴン市内6つの郡にSACが戒厳令発令

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ミャンマー国家統治評議会(SAC)は3月14日および15日、ヤンゴン市内の6つの郡に対して戒厳令を発令し、憲法419条に沿って、行政権および司法権をヤンゴン軍管区司令官に委譲すると発表した。
ミャンマー国営イメディアによると、戒厳令が出されたのはヤンゴン市内のラインタヤー郡、シュエピタ郡、新ダゴン北郡、新ダゴン南郡、新ダゴンセイッカン郡、北オカラッパ郡の6郡。いずれもヤンゴン郊外で、工業団地が多く立地するエリア。

低所得子育て世帯へ子ども1人5万円の現金給付決定 政府

政府は3月16日、関係閣僚会議で住民税が非課税の所得の少ない子育て世帯に対し、子ども1人あたり5万円の給付金を新たに支給することを決めた。
このほか、孤独や孤立している人を支える活動をしているNPO法人への支援の強化などのため、およそ60億円の予算措置を講じるほか、収入が減少した人が生活費を借りることができる「緊急小口資金」と「総合支援資金」について、3月末の申請期限を6月末まで延長する。
菅首相は、これらの対策については5,000億円を超える予備費の追加を来週までに行うとしている。

20年自殺者2万1,081人で11年ぶり増加 女性は2年ぶり増加

厚生労働省が3月16日発表した国内の2020年自殺者数(確定値)は、前年比912人増の2万1,081人だった。リーマン・ショック直後の2009年以来、11年ぶりに増加に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大による家庭環境や学校など教育環境の変化などが影響したとみられる。
性別では男性が1万4,055人(前年比23人減)で11年連続減少したが、女性は7,026人(同935人増)と2年ぶりに増加した。
警察庁の自殺統計を厚生労働省がまとめた。年間自殺者数は1997年までは2万人台で推移し、1998年以降は14年連続で3万人超が続いた。2003年には最多の3万4,427人に達したが、2012年以降は3万人を下回っている。

「冬虫夏草」は新種 クチキゴキブリに寄生して成長 琉球大

琉球大などの研究チームは、南西諸島などの森林にすむクチキゴキブリに寄生してキノコを生やす「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」が新種であることを確認したと、国際菌学連合の学術連合の学術誌に発表した。ゴキブリに寄生する冬虫夏草の確認は国内初。世界でも3種目という。
研究チームによると、沖縄県国頭村(くにがみそん)や鹿児島県屋久島町、宮崎県延岡市の野外調査で、森林の朽ち木に住むクチキゴキブリの仲間「タイワンクチキゴキブリ」と「エサキクチキゴキブリ」から、それぞれキノコが発生しているのを見つけた。DNA配列の解析などの結果、それぞれから見つかった菌が同一の新種であると確認された。
冬虫夏草は「子(し)のう菌」の仲間で、昆虫などに寄生する菌類の総称。宿主に感染して、体内で増殖してキノコに成長し、胞子を放出して別の宿主に感染する。世界で数百種以上が知られ、漢方薬として使われる種もある。

値札が変わる!4/1からの税込み表示義務化で 頭抱える小売店

消費税の税率アップから1年半となる4月1日から、税込み価格での表示が義務付けられる。これに合わせ、多くの小売店が値札を変える。この変更に合わせ、値上げや値下げの動きも予想される。消費者の反応を考慮し、あるいは配慮し、総額表示による値上げ感をどう和らげるか?小売店はいま頭を抱えている。

中国で「黄砂」北京も自動車がライト点灯 過去10年で最大規模

中国の気象当局によると、中国北部の広い範囲で大規模な「黄砂」が発生し、過去10年で最大規模と発表している。寒気の影響で3月14日から15日にかけて隣国、モンゴルで巻き上げられた砂が拡散し、中国北部の広い範囲で黄砂が発生。首都・北京でも15日午前、街全体が黄色くかすみ視界が悪く、自動車がライトを付けて走る様子がみられた。
こうした視界不良のため、地元メディアは北京の2つの空港では合わせて400を超える便の運航が取りやめとなったと伝えている。

「WIN5」史上最高の5億5,444万円余の配当 的中はわずか1票

中央競馬で3月14日、「WIN5」(日本中央競馬会が指定した5レースの勝ち馬をすべて当てる)で、100円で5億5,444万6,060円になる史上最高配当が出た。今回の超高配当が出たのは、指定5レースのうち1番人気馬が1頭も勝てず、3レース目の金鯱賞(きんこしょう)では10頭立ての10番人気のギベオンが勝つなど、波乱の1日となったため。
従来の高配当記録は2021年1月11日の4億8,178万3,190円だった。