「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

アリババとJR西日本が京都・嵐山観光をライブ配信でPR

アリババグループ傘下の旅行サイト「Fliggy」とJR西日本が協力しこのほど、京都・嵐山を舞台に京都観光をライブ配信でPRした。
ビジネス関係者に加え、今後観光目的の往来者の入国制限が緩和されることを視野に入れ、中国人の訪日を見込んで、ナビゲーターに中国のSNSで強い影響力を持つ”インフレエンサー”の男性を起用。「嵯峨野トロッコ列車」、「竹林の小径」、紅葉の名所、小倉山二尊院などを巡り、京都の魅力をアピールした。

1970年大阪万博から50年イベント 2025年万博への機運高める

大阪府吹田市の万博記念公園で10月10日、1970年の大阪万博から50年になるのに合わせ、5年後に再び大阪・夢洲で開催される「大阪・関西万博」への機運を高めようと、吉村知事、松井市長出席のもとプロモーションイベントが開かれた。
この日は50年前の万博のパビリオンの案内役の、様々なユニフォームを着用したモデルが一斉に登場。デザイナーのコシノジュンコさんは「日本の現代のファッションはここで誕生したと思う。次の万博でもすばらしい”うねり”になればいい」と話した。また、人気デュオ、コブクロが2025年万博のテーマソングを担当することが発表された。

「また逢う日まで」「魅せられて」作曲家・筒美京平さん死去

尾崎紀世彦さんが歌って大ヒットした「また逢う日まで」など昭和世代なら誰でも知っている数々のヒット曲を世に送り出した作曲家、筒美京平さんが10月7日、誤嚥性肺炎で亡くなったことが分かった。80歳だった。
筒美さんは1967年、グループサウンズ、ヴィレッジ・シンガーズの「バラ色の雲」を皮切りに、翌年いしだあゆみさんが歌った「ブル・ーライト・ヨコハマ」、そして尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」、ジュディ・オングさんの「魅せられて」など昭和の歌謡界を代表する名曲を送り出した。
1970年代以降はアイドル歌謡も数多く手がけた。南沙織さんの「17才」、近藤真彦さんの「スニーカーぶる~す」「ギンギラギンにさりげなく」、小泉今日子さんの「なんてたってアイドル」、松本伊代さんの「センチメンタル・ジャーニー」、岩崎宏美さんの「ロマンス」、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」など多くの曲を生み出した。

観光庁 IRの申請受付を21年10月からに延期 コロナ禍と汚職で

観光庁は10月9日、カジノを含むIR(統合型リゾート施設)の整備をめぐって、自治体からの整備計画の申請受付を、予定していた2021年1月から時期を先送りし、21年10月からとする方針を公表した。
新型コロナウイルスの影響で自治体の準備作業が遅れていることに加え、IRをめぐる汚職事件を受け、整備区域選定の際の評価基準を見直したため。

「極度の貧困層」世界で7億人超え コロナ禍で上振れ 世銀

世界銀行は10月7日、1日1.9ドル(約200円)未満で暮らす「極度の貧困層」が2020年に7億人を超えるとの推計を発表した。21年もこれまでの想定から約1億5,000万人上振れし、7億3,570万人まで拡大する可能性がある。
新型コロナウイルスの感染拡大や景気後退で20年以上続いてきた改善傾向から反転する。これにより、世界人口に占める極度の貧困層の割合は2020、2021年は9.4%に悪化、2030年でも約7%へ高止まりする見込み。

北京モーターショー閉幕 10日間で53万人来場 NEV前面に訴求

北京国際モーターショー(第16回北京国際汽車展覧会)が10月5日閉幕した。現地メディアによると9月26日からの10日間で延べ53万人が来場した。新型コロナウイルスの感染拡大で、欧米の国際モーターショーが相次いで中止され、開催が危ぶまれる中、当初予定の4月から5カ月遅れで開催された。今回は中国政府の中長期的な方針を反映し、出展各社は電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド(PHV)、燃料電池車(FCV)など新エネルギー車(NEV)のの新モデルを前面に打ち出し、積極的に訴求した。

日本の粗鋼生産 20年8,218トンの51年ぶり低水準 コロナ禍で

経済産業省は10月7日、2020年の粗鋼生産量が前年比17.2%減の8,218トンになるとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自動車業界はじめ需要業界が減産に追い込まれ、鉄鋼需要が大幅に減少したため。リーマン・ショック直後の2009年(8,753トン)を下回り、1969年(8,217トン)以来51年ぶりの低水準となる。

ベトナム 1~9月GDP成長率は前年同期比2.1%のプラス成長維持

ベトナム統計総局はこのほど、2020年1~9月の実質GDP成長率(推計値)を前年同期比2.1%と発表、プラス成長を維持した。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2011年以降の同期の比較では最も低い成長率となった。第3四半期(7~9月)の成長率は2.6%で、第2四半期(4~6月)の0.4%よりも上昇した。
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、第4四半期(10~12月)も第3四半期同様の成長が見込まれ、20年通年の成長率は2~3%になる見通し。

コロナ関連倒産 全国で累計600件 うち負債1,000万円以上571件

東京商工リサーチのまとめによると、10月7日12時時点で新型コロナウイルス関連倒産は負債額1,000万円以上および、負債額1,000万円未満を合わせ、全国で累計600件に達した。このうち負債額1,000万円以上の経営破たんは571件(倒産513件、準備中58件)、負債額1,000万円未満は29件だった。