16年日本への難民申請1万人超す 6年連続最多更新

16年日本への難民申請1万人超す 6年連続最多更新

法務省が2月10日付で発表した速報値によると、日本で2016年1年間に難民認定の申請をしたのは、前年比3315人増の1万901人で初めて1万人を超えた。6年連続で過去最多を更新した。
一方、難民と認定されたのは同1人増の28人にとどまった。ほかに人道的な配慮から、同18人増の97人の在留を許可した。様々な論議がある中、政府は難民認定に引き続き厳しい姿勢を堅持した。
国別で申請者数が多かったのはインドネシア1829人、以下ネパール人1451人、フィリピン1421人と続いた。
申請中は強制送還されないことに加え、制度の見直しで短期滞在などの在留資格があれば、難民申請の半年後から働くことができるため、申請者数が増加していると同省はみている。
一方、国別で認定者が多かったのはアフガニスタン7人、エチオピア4人、エルトリア3人など。