中国初の国産空母が進水式 20年までに就役

中国初の国産空母が進水式 20年までに就役

中国メディアによると、中国が遼寧省大連の造船所で建造している初の国産空母が4月26日午前、進水式を行った。曳(えい)航船がドックから空母を引き出す様子が確認された。
新空母は、旧ソ連ウクライナ製の船体を改修した「遼寧」のほぼコピー版といわれ、艦名は発表されていない。排水量は約5万㌧。甲板には赤い旗が飾られ、船首に吊るしたくす玉が割られるセレモニーが行われた。
甲板での式典には中国軍制服組のトップの范長竜(ファンチャンロン)・中央軍事委員会副主席らが立ち会った。今後、内部の装備取り付けなどの工事が続けられ、2020年までに就役する見通し。
中国では5~6隻の空母の保有を目指しているとみられ、現在すでに3隻目の空母を建造中とされている。