水素を使った発電施設 世界初の実証実験 川崎重工

水素を使った発電施設 世界初の実証実験 川崎重工

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が採択した、環境に優しいとされる水素エネルギーを使った発電施設が神戸市に完成、川崎重工業などにより2018年1月から周辺の公共施設に電力を供給する世界で初めての実証実験が行われることになった。
神戸市中央区のポートアイランドに完成した施設は、水素と天然がすを燃焼させてタービンを回して発電する仕組み。一般家庭550世帯分に当たる1時間当たり1100KWの電力を供給することができる。
1月11日から試運転を始め、1月下旬から電力と、発電に伴って出る熱を病院やスポーツセンターなど周辺の公共施設に供給し、約2カ月にわたって発電効率や安定性を確認する実証実験を行う。
川崎重工業などによると、水素発電の電力を外部の施設に供給するのは世界初だという。