日本の18年貿易収支1兆2,033億円の赤字 対中輸出減響く

日本の18年貿易収支1兆2,033億円の赤字 対中輸出減響く

財務省のまとめによると、2018年の貿易収支は1兆2,033億円の赤字となった。貿易収支の赤字は3年ぶり。
この大きな要因の一つは中国向け輸出の落ち込みで、液晶製造設備、携帯電話部品、半導体などが激減した。米中貿易戦争による中国経済の減速が顕在化してきているもの。直近の2018年12月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出(全体)は前年同月比3.8%減の7兆240億円だった。このうち中国向け輸出は7%減の1兆4,026億円となっている。