首里城復元までCGプロジェクション・マッピング検討 政府

日本政府は、先の火災で主要な建物が焼失した沖縄県の首里城の復元に向けた基本方針案を固めた。それによると、前回の平成4年に首里城を復元した際に作成した図面に基づいて原状復帰させることを原則としたえで、柱の正確な形状など前回以降明らかになった新たな知見も生かして復元するとしている。また、建物の景観を維持しつつ、スプリンクラーなどの消火設備を設置するなど、防災対策を講じるとしている。このほか、首里城が復元されるまでの観光振興策として、コンピューターグラフィックス(CG)の映像を巨大な建物の壁などに映し出す「プロジェクション・マッピング」で跡地に首里城の映像を映し出すことを検討することにしている。