キオクシア 1兆円規模を投じ岩手にメモリ工場棟建設

キオクシアホールディングス(本社:東京都港区)は3月23日、岩手県北上市に4月から3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH(TM)」工場の新棟建設に着手すると発表した。総投資規模は1兆円規模で、米ウエスタンデジタル社と分担する。経済産業省の補助金の活用も検討する。同棟の建設により、同工場の3次元フラッシュメモリの生産能力は現状の2倍程度に増強される。
新棟の建屋面積は3万1,000㎡で、2023年の竣工と稼働を予定。建屋の建設投資は同社の営業キャッシュフローの範囲内で対応する。地震に揺れを吸収する免震構造を採用するほか、人工知能(AI)を活用した生産システムなども導入する。