エネコートとトヨタ「曲がる太陽電池」変換効率30%達成

京都大学発スタートアップのエネコートテクノロジーズ(所在地:京都府久御山町)は1月17日、トヨタ自動車と共同開発した「曲がる太陽電池」で変換効率30%の世界最高水準を達成したと発表した。
開発したのは「4端子タンデム型」と呼ぶ方式のペロブスカイト型太陽電池。一般的なペロブスカイト型太陽電池は高効率なものでも変換効率20%台のものが多い。しかし、これは2枚重ねの構造で、光エネルギーの30%を電気に変換できるという。今回は小型の試作品で実証したが、今後はパネルの大型化や耐久性の確保などを通じて実用化を目指す。