リノべる(本社:東京都港区)と金沢工業大学、国士舘大学の両研究室は4月11日、NTTアーバンソリューションズ、NTT都市開発、東日本電信電話神奈川事業部とともにリノべるがリノベ―ションを手掛けた神奈川県川崎市の複合施設「BOIL」を対象に、リノベーションによるCO2排出量削減効果と廃棄物削減効果を評価した結果、既存建物を同規模の新築に建て替えた場合と比較し、68%のCO2排出量の削減と94%の廃棄物排出量を削減できることを確認したと発表した。
BOILの既存建物解体・設計監理・資材製造・建設段階におけるCO2排出量削減量は約947トンとなり、これは杉の木約10万本が1年間に吸収する量と同程度で、杉林約108ha分、明治神宮約1.5個分に相当する。
今回の研究は、2021年11月30日発表の集合住宅の環境負荷軽減効果測定に続く第2弾。これにより、企業のCREにおける事務所・ビル等のリノベーションも脱炭素社会におけるソリューション提案の一つとなり得ることが確認された。
リノべるは、国内No.1の中古マンション探しとリノベーションのワンストップサービス「リノべる。」を提供し、テクノロジーを活用したリノベーションプラットフォームを手掛けている。