第42回大阪科学賞「宇宙線」「培養肉」研究の2人が受賞

科学技術の発展に貢献した関西の50歳以下の研究者を表彰する大阪科学賞。42回目となる今年は、大阪公立大学の藤井俊博准教授と大阪大学の松崎典弥教授の受賞が決まった。表彰式は11月9日に行われる予定。
藤井准教授は国際研究グループのメンバーとして、宇宙から降り注ぐ小さな粒子「宇宙線」のうち、計算上わずか1グラムで地球が破壊されるほどの巨大なエネルギーを持つものを発見し、この宇宙線を「アマテラス粒子」と名付けた。
また、松崎教授らの研究グループは細胞を立体的に成長させる独自の技術を応用し、霜降り和牛のような味と食感を再現する「培養肉」の開発を進めており、2025年大阪・関西万博で展示する予定という。