改革迫られるNPB セ・パ交流戦の意味・意義

プロ野球(NPB)のセ・パ交流戦が最終盤に入っている。結果は例年のことながら12球団の上位チームのほとんどはパ・リーグの球団だ。優勝は、今年もソフトバンク、西武、日本ハムのパ・リーグ球団に絞られている。こんな交流戦、果たしてやる意味・意義があるのか?
巨人の”V9”時代を除けば、日本シリーズ、オールスター戦と合わせ、「人気のセ、実力のパ」といわれて、もう何十年経過したのか。この間、セ・リーグは何も手を打ってこなかったのではないか?セ・リーグの球団に、プロ野球ファンの間では当たり前のようになっている、”実力のパ”の評価を打ち崩す対策を、真剣に考えたことはあったのか?と問いたいものだ。
そこで、新たに採用するのが改革案(?)なのか。来季からセ・リーグがパ・リーグと同様、初めてDH制を導入するという。したがって、交流戦での打席に入る投手も今年で見納めになる、とか。しかし、これくらいで改革とは、少々お粗末ではないか?
戦力強化の一環としての、例えば”助っ人”外国人についても、熱心な球団がある一方で、消極的な球団もある。これは、球団の財政事情にもよるのだろうが、金を積み上げて実績のある選手の確保に走る球団や、自前で育てて戦力の底上げを図る方針の球団もある。
セ・リーグの人気球団の一つ、阪神についてみると、岡田監督、そして現在の藤川監督の下での外国人野手で実績のある選手はほとんどいない。日本の野球に合うかどうか、当たりハズレがあることは認めても、その努力はあってしかるべきではないのか?序盤あるいは前半に挙げた得点、わずか2,3点を常に限られた投手陣スタッフで守る形の野球ばかり見せられては、本当にしんどいだけではないか。
中軸だけに期待する打線は”申告敬遠”で寸断される。また、得点圏打率が高くても、相手投手に精緻な投球で攻められては、打ち損じもある。頼みの投手陣も連投が続けば疲労、悪くすれば故障にもつながる。今季だけの話ではない。中期的な、常に優勝争いができるチームづくりの一環として外国人選手の登用を真剣に考えるべきだろう。