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金も「米国離れ」透けるトランプ政権への不信感, 信頼喪失

欧州諸国の中央銀行が米国に保管している「金」を自国に戻そうとする動きが出ているという。この目的は、表向きは売買のしやすさなどとしているが、本音はトランプ世間への不信感、信頼喪失だ。
EU(欧州連合)は米国と協調しながらも、①ウクライナ軍事・経済支援の負担分担②事前に何の相談もなくトランプ政権が始めたイランとの戦争で、ホルムズ海峡がイランにより閉鎖される事態となると、中東原油に依存している各国に負担を求めるやり方に、EU首脳の間ではとても付き合いきれないとの思いは強い。これらが積もり積もって、自分勝手なトランプ氏に、場当たり的な施策のもとで振り回されるのはご免だというわけだ。
そんな米国・トランプ政権との関係が悪化した際、果たして米国に保管している金を引き揚げられるのか?そんな懸念が膨らみ、不安感がっているのだ。
米ニューヨーク・マンハッタンにあるニューヨーク連銀の巨大な地下金庫がある。ここには米国政府に加えて、各国の政府や中央銀行、国際機関が預けた金が保管されている。これらの金がトランプ政権の”暴走”が続けば、そして何かきっかけがあれば、日を追って動き出すことになるのではないか。

「選挙に勝ったら5,000ドル」トランプ氏が見境なき発言

支持率が30%台と下降傾向にあるトランプ米大統領が9月9日、南部テキサス州ダラスで開いた共和党大会で、またまた違法な問題発言をやらかした。
「共和党が中間選挙に勝ったら、アメリカ在住の成人1人に5,000ドル(約76万円)の配当を支給する」と。まさに違法な、なりふり構わぬ、見境なき発言というしかない。裏返せば、同氏はここまで追い詰められていることの証で、一発逆転を狙った言動なのだ。
同国のメディアは、同氏得意(?)の問題発言と冷静に受け止めているが、これではまるで、カネで票を買っているようなもので、とても民主国家とは言えない。「偉大なアメリカを取り戻す」はずの当の本人が、これまで偉大な先人たちが築き上げてきたアメリカを貶(おとし)める以外の何物でもない愚かな発言だ。

福岡県政の”闇”またも露見 信頼回復の道筋は全く見えず

福岡県政の”闇”がまたも露見した。このこと自体は、まだわずかに組織の中に、あるいは内部関係者の中に普通の感覚のいることを裏付ける意味で、救われるのだが。その違法さにどっぷりと浸かった議員たちを、一日も早く白日の下にさらけ出してほしいものだ。
今回は、福岡県が県議の任意の集まりである議員連盟に対し、上限1,200万円の補助金を毎年度、予算計上していたことが分かった。関係者が明らかにした。これは30年以上前から続き、国内外を視察する旅費などに使われていた。議連はこれまでこのこと自体に全く疑念を持たず、運営されてきたのだから、この組織自体、腐りきっていると言わざるを得ない。
議会事務局は、会費での運営が基本となる議連の活動に、税金を充てるのは適当ではないと判断、本年度の支出を停止。補助金を廃止する方針を固めた。
福岡県議会では正副議長ポストに関する金銭授受疑惑に加え、県議の公式行事での高額な海外視察が批判されてきた。しかし先日、議員辞職を発表した福岡県議会の”ドン”蔵内元議長が、海外視察について、恐らくそうした認識があったからか「海外旅行はやめるつもりはない」と言明。側近に指摘されて「海外活動」と言い直しているほど。福岡県議を覆う、意識の低さは救いようがない。そんな水にどっぷり浸かってきた古参議員たちへの信頼回復など期待するだけムダだ。

トランプ米政権 国際法の番人ICCに”解体”迫る

トランプ米政権が、戦争犯罪などを裁く国際法の番人ICC(国際刑事裁判所)の検察官、裁判官に加え、赤根智子所長らも制裁対象に指定、一段とICCへの圧力を強め、”解体”を迫っている。
ICCはオランダ・ハーグに本部を置く、独立した常設の国際裁判所だ。集団殺害犯罪、人道に対する犯罪、戦争犯罪、侵略犯罪などを裁く。裁かれるのは国ではなく、その事案を主導した個人。2026年7月時点で、日本を含む125カ国・地域が加盟している。米国は加盟していない。
戦争犯罪が対象なら、ウクライナ侵略を企て、遂行中のロシアのプーチン大統領、ガザ地区でパレスチナの人々を殺戮しているイスラエルのネタニヤフ首相、イランに体制変革を迫り戦争を始めたトランプ大統領らの名前がすぐ思い浮かぶ。
では、加盟国でもない米国のトランプ政権が、なぜICCに圧力をかけ、解体を迫るのか。いま指摘した通り、トランプ政権は、いや個人のドナルド・トランプ氏はICCの弾劾の対象だからだ。トランプ氏にしてみれば、ICCこそ、こんな厄介なものはないというわけだ。圧力を強めて、思い通りにならなければ、解体すれば解決との判断なのだろう。トランプ氏のやり方だ。思い通りにならなければ、第三者にどう思われようと力技で進めるだけだ。いま、国際法の番人ICCがそのターゲットになっており、危機的状況にある。

難題! 米国の法廷を惑わす”AIの嘘” 1年で10倍に

AI(人工知能)の導入、浸透に伴い、米国の司法の現場が混乱している。AI作成の裁判資料から事実と異なる記述が見つかったケースは、この1年で10倍に増えたという。AIは弁護士らの事務作業を軽減する一方、真実の見極めを難しくしている。
AIがつくり出した嘘の情報を基にした判断がまかり通れば、国民の司法への信頼は大きく揺らぐ。AIが社会に幅広く浸透すればするほど、決して避けては通れない悩ましい問題だ。米国だけの問題ではない。

消費税減税 自民党内に異論”給付”に変える選択も

高市首相が7月30日、食料品の消費税を2027年4月から2年間限定で、現行の8%から1%に引き下げる意向を表明したことを受けて、党内各所で異論の声が挙がっている。
財源が全く明確になっていない中、①”給付”に変える選択肢もあるのではないか②党総裁といえども、そもそも税率をそんなに簡単に上げたり下げたりすべきではない③それを承知で敢えてやれば、市場・事業者らに大きな負担や混乱をもたらすだけーーというのが異論の主なものだ。
どれも十分理解や納得できるものだ。それなのに、高市首相は何が何でも2月の衆議院選の選挙公約だから、やらなければならないとの姿勢だ。今や党内議論より自身のメンツが大事なのか?
高市氏は2年間を過ぎた段階で「私が確実に戻す」と豪語するが、一般生活者にはそのとき一気に痛みや負担を強いることになるのだ。そのことを高市氏は本当に理解しているのか。諸物価の値上がりはそのとき落ち着いているのか。これらのことを考え合わせれば、それほど、簡単には明言できるはずがないことなのだ。医療、介護、社会福祉に使われる消費税を選挙戦の道具に使ってはいけない。野党が揃って消費税減税を打ち出したとしても、政権与党のトップ(自民党総裁)が安易にその論議を回避、争点にしないための公約であったなら、そのことを正直に釈明すべきだ。
物価高対策として、とりわけ低中所得層に対する家計支援を掲げるなら、ここは給付で対応することこそが、2029年4月以降に禍根を残さない手法なのではないか?
高市氏は少し考え違いをしているのではないか。自分は近年の歴代政権では、異例とも思える高い内閣支持率を維持してきた。だからこそ、有権者からは自分が打ち出す政策は少々の党内異論はあっても、強行突破できると。政権トップが持つべき視点はあくまでも有権者目線、一般生活者目線だ。そのことを脇においた政策論議には全く意味がない。

トランプ米政権の圧力でICCから脱退相次ぐ

国際刑事裁判所(ICC、本部所在地:オランダ・ハーグ、赤根智子所長)が、ICCの廃止を訴える米国のトランプ政権の新興国に対する圧力で、存続の危機を迎えている。グローバルサウス(新興・途上国)で脱退を表明する国が相次いでいるという。アフリカのチャド外務省は7月27日、ICCから脱退すると発表した。
ICCは戦争犯罪やジェノサイド(集団虐殺)などに関わった個人を裁く国際機関の一つ。「法の支配」を実現するための主要機関が機能不全に陥れば、国際社会の規範が一層低下しかねない。様々な国際法・秩序をやルール無視を行い、世界を混乱に陥れてきたトランプ米政権は、ここでも取り返しの利かない、大罪を犯していると言わざるを得ない。

商業主義, 政治介入顕著 W杯が残した”負の遺産”

サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は、スペインの2度目の優勝で幕を閉じた。大会は米国、カナダ、メキシコ3カ国のはずだったが、開催国の代表としてコメントを出すのはトランプ米大統領のみ。建国250周年の記念の思いも加わってトランプ氏は、「W杯史上、最高の大会だった」と自画自賛の声を声高に発信した。だが、一般にはそれと同じくらいの規模で、大会運営を巡り、世界で批判や疑念の声が挙がっていると言明しておきたい。
その最たるものが商業主義と政治介入だ。こんな露骨な政治介入はかつてなかった。トランプ氏がFIFAの会長に電話を入れ、イエローカードの累積で次の試合に出られなくなった自国(米国)選手の処分再考を求めた件を指摘しておかなければいけないだろう。
そして、あろうことか、FIFAはその処分の1年間猶予を受け入れてしまったのだ。これではスポーツそのものが成り立たなくなる。小難しいことをいうつもりは全くない。そこには決して犯してはならない薄汚い、ルール無視の政治家の姿があるだけだ。
W杯で世界の最高峰のプレーを見るために集まったサッカーファン、サポーターの前で演じられた醜い政治介入の現実。これを見せつけられ、抱いた失望感はそう簡単に払拭できないものだ。長く、決して消せない”汚点”として語り継がれることだろう。
もう一点、行き過ぎた商業主義例として、スペインーアルゼンチンの決勝戦でのハーフタイムショーだ。米フットボールリーグ(NFL)の優勝決定戦「スーパーボール」で恒例となっているハーフタイムショーが初めて実施された。
これには米国のマドンナ、韓国の7人組グループBTS、カナダ出身のジャスティン・ビーバー、コロンビア出身のシャキーラらが登場。出演者たちには何の落ち度もないのだが、前半を終わって本来の15分のハーフタイムのはずが、ショーが入って、結局は約27分間の中断となった。これでは出場国・選手らの気持ちは二の次だ。主催者側の思惑が最優先されてしまったのだ。

スマホが若者の出産率低下の原因に 米経済学者

米経済学者の間で、スマートフォンが若者の出産率の原因になっているとの分析結果が相次ぎ発表され、関心を集めている。これはどういうことなのか?ちょっと暴論ではないか?との異論もあろうが、実はそれなりの根拠がある。
若者の間では、スマホに多くの時間を取られることで、対面で合うことが減り、その結果として妊娠や出産が減少しているということなのだ。
また、この背景を考えると、これは中年世代も同様な部分があるかもしれないが、若者もスマホでは簡単に或いは容易に自分の思いをやり取りできても、面と向かい合ってはシチュエーションごとには、素直に互いにやり取りしにくい、と考えている人が多いということだ。
しかし、互いに生涯のパートナーなら理由はそうあれ、面倒がらずに合う機会を増やして、相手の顔・表情を見ながら、本音をぶつけ合ってもらいたいものだ。

世界の好感度, 米低下で中国が上昇, 初の逆転

米国の民間調査団体ビュー・リサーチ・センターが2月8日〜5月13日に実施した世界36カ国・地域を対象とした米国・中国への好感度調査によると、多くの国・地域で中国に対する好感度が米国を上回った。2026年の米国の好感度は36%にとどまり、中国は46%となり、10%も大きく水を開けられた。
これはトランプ米大統領が世界各国に高関税を課し、国際秩序を壊すような行動を繰り返した結果、米国への信頼が大きく揺らぎ、著しく低下している実態が明らかになったものだ。これまではどのような時期でも米国の歴代政権が、中国との比較で世界の好感度が中国を下回ることはなかった。
地域別にみると、アジア、欧州、南米、アフリカなど27カ国で中国の好感度が米国を上回った。トランプ氏の相手国に全く配慮皆無の外交姿勢に、米国の隣国カナダやメキシコでも米国より」中国の方が好感度が高かった。
中国より米国を好意的に見る人が多い国は、日本、フィリピン、韓国、インド、イスラエルなどわずか9カ国に過ぎない。
米国民はトランプ政権になって、世界の人々の米国を見る目が、これまでの信頼感やリスペクトから大暴落し、はっきり侮蔑に変わっていることをきちんと把握しておくことだ。自国のリーダーが果たして、ドナルド・トランプのままでいいのか?と。