海上保安庁によると、全国の海水浴場1176カ所のうち、検討中も含め329カ所(約28%)が、新型コロナウイルスの感染防止対策として、今夏の開設中止を検討していることが分かった。開設予定は874カ所。
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中国 香港に治安維持機関設置へ 「国家安全法」が全法律に優先
中国政府が香港への騰勢を強める「香港国家安全法」の概要が6月20日、判明した。国営の中国中央テレビ、新華社などによると、法案は6章66条で構成。国家の安全に危害を加える犯罪行為として①国家の分裂②政権の転覆③テロ活動④外国勢力と結託して国家の安全に危害を加える行為-の4種類を規定。
中国は香港に治安維持に関わる機関を新設して監督・指導する。香港の他の法律と矛盾する場合は、国家安全法が優先される規定も盛り込む。この「香港の中国化」により、香港の「一国二制度」は完全に崩壊する。「香港国家安全維持法案」は継続審議され、7月上旬までに成立する可能性が高い。国家安全法は香港の立法会(議会)の審議を経ずに施行される見通し。
新型コロナ 世界の感染者871万人 死者46万人 ブラジル100万人超
米国ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、日本時間6月21日午前3時時点で、新型コロナウイルスの世界全体の感染者は871万6,985人となり、1日15万人前後の増加ペースへ加速した状態が続いている。また、死者は世界全体で46万1,037人となり、2日間で1万人前後が亡くなる状況が続いている。
感染者の国別内訳は最も多い米国が223万8,065人、ブラジルが103万2,913人、ロシアが57万6,162人、インドが39万5,048人、英国30万4,580人となっている。死者の国別内訳は最も多い米国が11万1,037人、ブラジルが4万8,954人、英国4万2,674人、イタリアが3万4,610人、フランス2万9,620人と続いている。
中小企業のテレワーク実施率は67% 緊急事態宣言後急増 東商調査
WHO「パンデミックが加速 1日の感染者最多の15万人超」
パキスタン 2019/2020年度は68年ぶりマイナス成長 コロナ禍で
パキスタン政府はこのほど、2019/2020年度(2019年7月~2020年6月)の経済白書を発表した。同白書によると、同年度のパキスタンの実質GDP成長率(暫定値)は、マイナス0.4%に落ち込んだ。同国がマイナス成長となるのは1951/1952年度以来68年ぶり。
産業別では最も大きく落ち込んだのは工業で、前年度比2.6%減(前年度比0.3ポイント減)とマイナス成長がさらに悪化した。工業は労働人口の16%、実質GDP(粗付加価値の合計額)の19.3%を占める。コロナ禍で3月にロックダウンなどが実施され、工場の生産が停止したことが響いた。
実質GDPの61.4%を占めるサービス業も0.6%減(同4.4ポイント減)と縮小した。以下、運輸・通信業が7.1%減、卸小売業が3.4%減、金融・保険業が0.8%増などと振るわなかった。わずかに農業が2.7%増(同2.1ポイント増)のプラス成長となった。
支出をみると、実質GDPの78.8%を占める個人消費支出が3.7%減と落ち込み、政府消費支出お10.3%増はあったものの、全体をプラス成長に引き戻すまでには至らなかった。