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ビルクリーニング「特定技能」12月にミャンマーで初の海外試験

公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会(所在地:東京都荒川区)は10月28日、外国人材受け入れ拡大のための新たな在留「特定技能」のビルクリーニング分野の試験を12月7~8日にミャンマーの最大都市ヤンゴンで実施すると発表した。同分野では海外で試験が行われるのは初めて。受験の申込受付は10月30日から11月8日まで、200人に達した時点で締め切る。受験料は3万チャット(約2,090円)。12月21日に受験者に合否を連絡する。                                                                                                                     この試験は、日本国内のホテルやオフィスビルなどで清掃に従事する人材の技能評価試験となる。試験は床やガラス、洋式トイレ便座などの清掃について問う筆記と、それらの実技により能力を測るもの。日本国内での同分野の特定技能測定試験は、11~12月にかけて東京など8会場で実施され、およそ700人が受験する予定。

大阪市が路上喫煙禁止区域拡大 20年2月からJR大阪・天王寺駅も

大阪市は2020年2月から、大型商業施設が多く集まるJR大阪駅と天王寺駅の周辺を新たに路上喫煙の禁止区域に指定することを決めた。2025年の「大阪・関西万博」に向けて、受動喫煙の被害防止対策強化の一環。大阪市はこの2つのエリアを外国人旅行客にも分かるように、英語や中国語など4カ国語で書かれた看板や標識などを設置することにしている。                                                                                                              大阪市はすでに市の条例で、梅田から難波までのおよそ4kmの御堂筋、中之島の市役所周辺、JR京橋駅周辺、ミナミの戎橋筋商店街と心斎橋筋商店街を路上喫煙の禁止区域に指定している。

日本民鉄協 加盟57社と訪日外国人用ガイドマップを頒布

日本民営鉄道協会(所在地:東京都千代田区)は10月28日、訪日外国人の利便に供するため、加盟している地方民鉄57社と、その沿線の観光資源を紹介する「訪日外国人ガイドマップ」を作成し、2019年度と2020年度に無料で頒布すると発表した。2019年度にはその第1弾として、東日本の地方民鉄29社を紹介した「東日本版」を1万5,000部作成し、11月1日から全国の主要国際線ターミナル駅などで頒布する。また2020年度には第2弾として、西日本の地方民鉄28社を紹介する「西日本版」を作成する予定。言語表記は英語・中国語【簡体字】・韓国語の3カ国語を採用。仕様はA2判、ミウラ折り、オールカラー。

JR高松駅に「多言語表示観光ウエルカムボード」を設置、管内3駅目

JR四国などでは10月28日、JR高松駅(香川県高松市)みどりの窓口横に、外国人顧客への観光情報等の発信ツールとしてのタッチパネル式デジタルサイネージ「多言語表示観光ウエルカムボード」を設置すると発表した。11月1日から運用開始する。仕様はタッチパネル式75インチ4Kモニター。日本語・英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語の多言語で表示する。JR四国管内では6月のJR高知駅(高知市)、7月のJR松山駅(愛媛県松山市)に続き3駅目となる。

ベトナムへ日本式介護を輸出 青森社会福祉振興団、フエ中央 病院に施設

青森県むつ市で特別養護老人ホームなどを運営する青森社会福祉振興団は10月29日、日本式介護を輸出し、ベトナムの病院で3年後をめどに日本型の介護施設を運営すると発表した。介護施設をつくるのはベトナムの基幹病院のフエ中央病院。この一角を改修し、100床規模の高齢者向け日本型介護施設を設置する。同施設のスタッフ育成するため技能実習生として来日、青森、宮城、福島県の介護施設で実習を含め基本的な介護技術を習得してもらう方向で計画されている。2022年以降、介護施設の運営開始を目指す。

元国連難民高等弁務官、緒方貞子さん死去 92歳

国連難民高等弁務官として、状況把握のためいち早く紛争地などに赴く「現場主義」を貫く中で、幅広い難民支援活動に取り組んだ緒方貞子さんが死去したことが分かった。92歳だった。”難民”という枠にとらわれず、中東・アフリカ・アジアをはじめとする地域で、紛争や貧困に遭遇する避難民の支援にも取り組み、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の支援の枠組みやあり方にも大きな影響を与えた。緒方さんは、「五・一五事件」(1932年)で散った犬養毅元首相のひ孫。

ラグビーW杯決勝はイングランドvs南アの対決に 11/2

ラグビーワールドカップ2019日本大会の決勝戦は史上初の3連覇を目指していた王者・ニュージーランドを破ったイングランドと、ウェールズ大接戦の末を退け、3度目の優勝を目指す南アフリカとの間で争われることになった。11月1日にニュージーランドとウェールズとの3位決定戦の後、決勝戦は2日に行われる。W杯で初めてニュージーランドに勝利したイングランドが、この勢いで頂点を極めるのか、実績のある南アフリカが3度目の優勝を飾るのか、注目される。

ミャンマーで初の特定技能試験 宿泊業に238人受験、6割女性

ミャンマー最大都市ヤンゴンで10月27日、外国人労働者の新たな在留資格「特定技能」の宿泊業の技能測定試験が初めて行われた。受験者数は238人で、約6割が女性だった。合格者は11月5日に発表される。特定技能の対象14業種のうち海外で試験が行われたのは介護分野に続いて2業種目。政府は宿泊業で今後5年間に2万2,000人の外国人材の受け入れを見込んでいる。

日本在留の外国人3.6%増の283万人で過去最多

法務省・出入国在留管理庁のまとめによると、2019年6月末現在の在留外国人数(速報値)は282万9,416人で、2018年末に比べ9万8,323人(3.6%)増え過去最多となった。男女別では女性が144万2,015人、男性が138万7,401人でそれぞれ増加している。                                                                                                                                   国別・地域別では①中国が78万6,241人(前年末比2.8%増)で最も多く、以下、②韓国45万1,543人(同0.4%増)、③ベトナム37万1,755人(同12.4%増)、④フィリピン27万7,409人(同2.3%増)、➄ブラジル20万6,886人(同2.5%増)、⑥ネパール9万2,804人(同4.3%増)、➆台湾6万1,960人(同2.1%増)、➇インドネシア6万51人(同8.4%増)ト続き、上位ではベトナム(12.4%増)とインドネシア(8.4%増)の伸びが目立っている。   在留資格別では「永住者」が78万3,513人(同1.5%増)と最も多く、次いで「技能実習」が36万7,709人(同12.0%増)、「留学」が33万6,847人(同0.05%減)、「特別永住者」が31万7,849人(同1.1%減)、技術・人文知識・国際業務が25万6,414人(同13.6%増)で、技能実習と技術・人文知識・国際業務の2ケタの伸びが目立つ。                                   厚生労働省がまとめた2018年10月時点の外国人雇用状況によると、日本の外国人労働者数は146万463人で、国籍別の構成比は中国が26.6%で最も多く、以下、ベトナム21.7%、フィリピン11.2%、ブラジル8.7%と続いている。

日本の貿易収支19年度上半期は 8,480億円の赤字、米中摩擦響く

日本の財務省によると、2019年上半期(4~9月)の貿易統計(速報、通関ベース)は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が8,480億円の赤字となった。年度半期ベースでの赤字は18年度下半期(18年10月~19年3月)の1兆8,146億円に続き2期連続。米中貿易摩擦の長期化・激化に伴い、中国経済の減速が引き続き大きく響いている。