2018年の世界平均気温 観測史上4番目の高さ
米国のNOAA(海洋大気局)とNASA(航空宇宙局)は2月6日、2018年世界各地で観測された気温のデータの分析結果を発表した。それによると、2018年の世界の平均気温は14.69度で、20世紀通した平均気温と比べて0.79度高く、記録がある1880年以降で4番目の高さとなった。
これまでで最も高かったのは2016年で、上位5位までを2014年から2018年までの5年間が占め、地球の温暖化に歯止めがかかっていないことが改めて示された。
奈良公園のシカによるケガ人過去最悪の200人超え
野生のシカと触れ合えるとして、外国人観光客にも人気の観光地、奈良公園でシカに突き飛ばされるなどしてケガをする人の数が過去最悪となっていることが分かった。
奈良県奈良公園室によると、今年度すでにシカによるケガ人は209人に上り、昨年度1年間の186人を上回り過去最悪となっている。大ケガをした8人のうち5人は外国人観光客だった。大ケガにつながる事故は、シカの気性が荒くなる9月から11月の発情期に集中しているという。
奈良公園室では不意に近付いたりせず、また鹿せんべいを与える際も焦らしたりせず、与えるせんべいがなくなったら、手を広げてみせ、もうないことを示すなど、優しく接してほしいとしている。
第2回米朝首脳会談は27、28日にベトナムで
米国のトランプ大統領は2月5日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との2回目の首脳会談を2月27、28の両日、ベトナムで開くと表明した。今回の首脳会談の最大の焦点は、膠着状態にある北朝鮮の非核化交渉が果たして進展するのか?にある。
ただ、下交渉で進展の見通しがなければ、トランプ大統領も会談に応じるはずがないはずだから、何らかの歩み寄りのメドがついたからこそ、会談の発表に至ったのだろう。
核施設の申告、そして査察や廃棄を求める米国と、制裁の即時解除を求める北朝鮮の間で、その見返りを含めどのような双方の歩み寄りがあるのか、ないのか?首脳会談の期日が決まったいま、会議直前ぎりぎりまで、残された日程での水面下のやり取りが注目される。
外国人受け入れ病院支援へ大阪府が多言語コールセンター設置
大阪府は新年度から、急増する外国人患者を受け入れる医療機関を支援するため、24時間対応が可能な多言語コールセンターを新たに設置する方針を決めた。
大阪を訪れる外国人旅行者は急増しており、2017年で1,100万人を超えた。これに伴い増えているのが府内の、医療機関を受診する外国人旅行者。こうした状況を受け、日本語でのやり取りが難しい外国人を受け入れる医療機関を支援しようというもの。
コールセンターでは府内の救急病院などを対象に、外国人患者との会話を手助けすることにしていて、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5カ国語で対応できる体制を整備する方針。
雪と氷の祭典「第70回さっぽろ雪まつり」開幕
様々な雪と氷の雪像が街の一角を彩る「第70回さっぽろ雪まつり」が2月4日からメイン会場の北海道札幌市の大通り公園とすすきの会場で開幕した。
会場には映画「スター・ウォーズ」から飛び出した様々なシーン・キャラクターの雪像、北欧フィンランドのヘルシンキ大聖堂、2頭のサラブレッドの大雪像など圧巻。また、ちびまる子ちゃんや先の全豪オープン・女子シングルスで優勝したテニスの大坂なおみ選手の像などおよそ200基の雪像が林立し、人気を集めている。夜には会場が光と音の演出も加わって、昼とはまた少し趣の異なる雪像群の姿を楽しめる。
春節がスタートし、中国をはじめアジアからの訪日外国人旅行者の来場も例年以上に見込まれる。
アルツハイマー病検出法で約2,000の血液検体の分析開始
国立長寿医療研究センターと島津製作所は、豪州のアルツハイマー病コホート研究組織AIBL、京都大学、東京大学、東京都健康長寿医療センター、近畿大学と共同で確立したアルツハイマー病検出法を用い、世界の研究機関から収集した約2,000の血液検体の分析を開始した。検体の測定は3月末に完了する予定。
この取り組みは、日本医療研究開発機構(AMED)の長寿・障害総合研究事業認知症研究開発事業「適時適切な医療・ケアを目指した、認知症の人等の全国的な情報登録・追跡を行う研究」(オレンジレジストリ研究)の一環として実施するもの。
国立長寿医療研究センターと島津製作所が中信となって確立した手法は、わずか0.5mlの血液から、アルツハイマー病の原因とされる脳内のアミロイド蓄積度合いを推定できるという。
日本、カタールに敗れ無念の準優勝 サッカーアジア杯
サッカーアジアカップの決勝戦で、日本はカタールに1-3で敗れ、無念の準優勝に終わった。日本はこれまで決勝に進出した際、すべて勝利を収め優勝していただけに、大いに期待された。だが今回は、森保ジャパンの門出となる国際大会での優勝デビューは叶わなかった。
準決勝でアジア最強と目されたイランを3-0で下したことで、「あの戦いができれば」との思いは日本全国のサポーターの印象だったろう。それだけに、サポーターの落胆も大きかった。そして、代表の若手への切り替えがまだまだ途上にあることを印象付けた。
試合は、日本こそ欲しかった先取点を奪われ守勢に回り、イラン戦の後半にみせた躍動感ある動きは影を潜めて、前半は0-2。後半は攻勢に出る出る場面もみられたが、南野拓実選手の得点で1-2とするのが精一杯。その後、ペナルティーエリアでの攻防でキャプテン吉田麻也選手がハンドの反則を取られ、PKを与えてしまい、1-3と離され万事休す。
カタールはスペインサッカーを導入し、格段にパワーアップしていた。これまで対戦してきた過去のカタールではなかった。中東にサッカー強豪国が誕生した。