大阪大学の研究グループは10月24日、紙おむつに使われている水分を吸収する素材、吸水性ポリマーをトウモロコシのデンプンなどで作製することに成功したと発表した。この素材はプラスチックなどとは異なり、自然環境下で分解されるためゴミとして処理する際の負担の軽減につながると期待されている。
近年急速に増えつつある紙おむつで、ゴミとして排出される量はおよそ220万トンに上り、一般廃棄物の5%を占めるといわれている。
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阪大など 発汗時に働くたんぱく質を特定し, 制汗に成功
大阪大学などの研究グループは10月25日、ヒトが汗をかく時に働くたんぱく質を特定し、その働きを抑えることで汗の量を減らすことに成功したと発表した。グループはヒトが汗をかく際、汗をつくる「汗腺」の細胞が収縮運動を行い、皮膚の表面に汗を押し出していることに注目。この運動を詳しく観察したところ、コネキシンというたんぱく質が汗腺の細胞同士をつないで収縮を助けていることが分かったという。
さらに、このたんぱく質の働きを抑える薬剤を皮膚に塗って汗が減るか調べる臨床研究を行ったところ、自転車を15分間こいだ時に脇から出た汗の量が、塗らなかった場合と比べて平均60%減った。また、5分間の暗算をした時に手から出た汗の量も平均40%ほど減ったという。
グループでは今回の成果は、汗をかく体の機能そのものに働きかける新たな制汗剤の開発などに繋がる可能性があるとしている。