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JR東日本 鉄道分野就労の特定技能人材25人招聘, 研修実施

JR東日本は2月4日、鉄道分野で就労する外国人特定技能人材を育成する研修を実施すると発表した。海外から日本に招聘した人材を対象に、鉄道技術の基礎知識習得と特定技能評価試験合格に重点を置いた研修を新たに実施する。インドネシアとベトナムから計25名を招聘し、2月から3月にかけJR東日本、グループ会社、パートナー会社、協力会社で、JR東日本総合研修センター(所在地:福島県白河市)で約4週間の研修を試行実施する。

ホンダ・日産の経営統合協議 ”破談”か 日産子会社化拒否

ホンダと日産自動車の経営統合協議に暗雲が漂い始めており、このままでは統合協議そのものが”破談”になる可能性が出ている。一部の報道によると、2月1日までにホンダは日産を子会社化する案を打診したが、経営の主導権を奪われる日産側が強く反発しているためだ。日産側は子会社案は受け入れられないとの方向にまとまりつつある。一方、日産に早急なリストラ策の断行を促した形のホンダ側も、すでに外部に今回の打診を拒否された場合、協議の破談もやむを得ないとの考え方を示しているという。

パナHD グループ再編 25年度に家電事業集約 テレビ撤退も

パナソニックホールディングス(HD)の楠見雄規社長は2月4日、2025年度にグループ再編に取り組むことを明らかにした。中核的な事業会社の「パナソニック」を解散し、同社傘下の社内カンパニーとして事業会社化することが柱。
そのうちの1社にグループ内に分散する家電事業を集約し、収益に苦しむ同事業の立て直しを図る。その際、成長を見通せない”課題事業”にテレビなどを位置付けており、撤退も含めて検討する。こうした事業再編と併せて、2025年度中に早期退職の募集などを通じて人員削減に踏み切ることも明らかにした。

iPS細胞で目の網膜治療「先進医療」に申請 神戸アイセンター

神戸市の神戸アイセンター病院のグループは、「網膜色素上皮不全症」という重い目の病気の患者3人にiPS細胞から作製した網膜細胞をヒモ状に加工して移植する臨床研究を実施。この網膜が1年後も定着し、このうち1人は見え方も改善していることが確認できたとして、この治療の計画を「先進医療」として厚生労働省に申請し、1月末に受理されたことを明らかにした。認められればiPS細胞を使う治療としては初めてのカーストなる。

インド政府 大気汚染対策で日本企業 電動バイク普及へ注力

インドは世界最大のバイク市場。そのインド政府が大気汚染対策として普及を後押ししているのが電動バイクだ。この動きを受けてホンダ、スズキなどの日本メーカーも取り組み強化に動いている。
インドのバイク市場で25%のシェアを持つホンダは、2月からインド専用のモデルとして50ccクラスと110ccクラスの電動バイクの販売を始める予定で、バッテリーを交換できるタイプも投入する。さらに3年後の2028年から現地で専用工場の稼働を開始し、生産体制を強化していく計画だ。また、5%程度のシェアを持つスズキも、4月から現地生産の125ccクラスの電動バイクを販売開始する予定だ。このほか、ヤマハ発動機は2024年1月、現地で生産販売している米国の電動バイクメーカーに出資しており、この分野を強化していく考えだ。
電動バイクは2023年時点で、インドのバイク市場全体の5%程度にとどまっており、”伸びしろ”が大きく、政府の大気汚染対策を背景に大きな成長が見込まれている。インド政府は大気汚染対策の一環で、2030年にバイクの新車販売の8割を電動化する目標を掲げている。

ホンダ 日産の株式取得し子会社化案を打診 日産 反発の声

ホンダ、日産自動車の経営統合に向けた協議を巡り、ホンダが日産の株式を取得して子会社化する案を打診していることが2月3日、分かった。ホンダは経営の主導権を握る狙いがあるとみられるが、日産には強い反発の声もあり、実現には難航が予想される。
両社は当初、持ち株会社を設立したうえで、それぞれの会社を傘下におさめる形で経営統合を目指すと発表していた。だが、ホンダは前提となる日産の経営立て直し策は危機感に乏しく、協議に時間がかかりすぎると判断。方針転換して、日産の業績の立て直しを含めて意思決定を迅速に進めるため、日産の子会社化の方向を模索しているとみられる。

ソフトバンクG, オープンAIが折半出資で合弁会社設立

ソフトバンクグループと米国のオープンAIは2月3日、企業向けのAI(人工知能)の開発・販売に向けて提携し、合弁会社を設立すると発表した。ソフトバンクグループは、AIのグローバルな開発競争が激化する中、生成AIの開発でリードするオープンAIとの連携を深めることで、AIに関連した事業展開をさらに加速させることが狙い。会見には孫社長、来日中のサム・アルトマンCEOも出席した。
合弁会社は両社各50%の折半出資。孫社長は「大企業向けの最先端のAIを、世界で初めて日本から始める。AIがリアルタイムでバージョンアップし、正しい判断をしてくれる」などと語った。

日本版GPS衛星”みちびき”H3ロケット5号機で打ち上げ成功

日本版GPS衛星「みちびき」を搭載したH3ロケット5号機は2月2日午後5時半、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、29分後、予定の軌道に投入されて打ち上げは成功した。H3ロケットは2023年1号機の打ち上げに失敗。対策を講じた後、今回の5号機まで4機連続で成功した。
みちびきは、米国のGPS衛星を補完し、スマートフォンやカーナビなどの位置情報の精度を高める人工衛星で、日本版GPS衛星とも呼ばれる。

山善トルコに新拠点「イスタンブール支店」 海外事業拡大

山善(本社:大阪市西区)は1月31日、2月1日にトルコ最大都市、イスタンブールに新たな拠点として「イスタンブール支店」を開設すると発表した。海外生産財事業のさらなる伸長を目的に「経営の現地化」「ターゲット市場の地理的拡大」「市場とビジネス業態の多様化」などに向け、トルコ最大の経済都市に新たな拠点を開設する。

ニプロ 連結子会社が人工股関節インプラント販売開始

ニプロ(本社:大阪府摂津市)は1月31日、連結子会社のネクスメッドインターナショナル(本社:千葉市)が2月1日より、整形外科領域の治療に用いる人工股関節システム「NexMed人工股関節システム」の販売を開始すると発表した。これは主に変形性股関節等の治療の際に体内へ埋植するインプラント。変形性股関節症とは、加齢や遺伝などが原因で股関節の軟骨がすり減り、痛みや機能障害を引き起こす病気。
同製品は、インプラント表面に生体親和性の高いチタンコーティングに加え、骨の成分、リン酸カルシウムの一種、ハイドロキシアパタイトのコーティングを採用。軟骨の代わりとなるポリエチレンライナーにはガンマー線による架橋処理と、ビタミンE添加型高架橋材を採用。大腿骨頭にはジルコニア強化型のアルミナセラミックヘッドを採用するなど様々な工夫を施している。