水循環変動観測衛星「しずく」のデータを用いた北極海の海氷観測を、連携して進めている国立極地研究所(極地研)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月23日、観測データを分析した結果、北極海の海氷面積が9月13日に2020年の最小値(355万k㎡)を記録したことが明らかになったと発表した。今回の年間最小値は、衛星観測史上2番目の小ささとなった。
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ANA・JAL 成田ー広州線など中国路線の一部の運航再開
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は9月24日、中国路線の一部を運航再開すると発表した。今回、中国民用航空局(民航局)から認可を受けたのは10月24日までの夏ダイヤ期間の運航。ANAは9月30日から成田-広州線、成田-青島線をそれぞれ再開する。いずれも運航は水曜日の週1便。JALは10月2日から成田-広州線を再開する。運航は金曜日の週1便。両社とも10月25日以降の冬ダイヤについては調整中。
中国へはこれまで、ANAは成田-上海線、JALは成田-大連線のみを運航していた。中国民航局が新型コロナウイルスの防疫対策として3月29日に、海外の航空会社による中国路線を制限して以降、日系航空会社が運休していた中国路線を再開するのは初めて。
第一三共 「第一三共ベトナム」設立し事業体制強化
ANAP アセアンビューティホールディングスと資本提携
日本 20年1~8月休廃業・解散企業23.9%増の3.5万件 最悪ペース
関空で「抗原検査」の検査室新設し水際対策の体制強化
インド 8月の自動車販売10ヵ月ぶり前年水準上回る
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インド自動車工業会(SIAM)がまとめた8月の自動車統計で、乗用車の販売台数(多目的車=UVとバンを含む)が、前年同月比14.2%増の21万5,916台となり、10カ月ぶりにプラス成長となった。このうち一般乗用車は14.1%増の12万4,715台、バンは3.8%増の9,359台とそれぞれプラスに転じ、UVは15.5%増の8万1,842台で引き続き2ケタの成長を維持した。
主要メーカーをみると、首位のマルチ・スズキは前年同月比21.3%増の11万3,033台と前月に続きプラス成長。2位の現代自動車は同19.9%増の4万5,809台、3位のマヒンドラは同1.1%増の1万3,651台で、ともにプラス成長に転じた。
二輪車の8月の販売台数は同3.0%増の155万9,665台と20カ月ぶりにプラス成長に転じた。
日本の完全人工光型植物工場の20年度市場は52.2%増の130億円
矢野経済研究所の市場調査によると、日本国内における完全人工光型植物工場の2019年度の運営市場規模は生産者出荷金額ベースで前年度比42.2%増の84億9,000万円で、2020年は同52.2%増の129億2,000万円になる見通しだ。
業務用・市販用途別にみると、業務用需要の割合が伸長している。気候変動や天候不順に左右されず、生産量が安定して確保できるため、評価を得ている。業務用ではコンビニエンスストア向けのサラダやサンドイッチなど、総菜など中食ではカット野菜や春巻き、外食チェーンではサラダや料理の付け合わせで、それぞれ需要が拡大している。自動システムの導入や省人化に加え、コロナ禍でも安心の衛生環境などが評価され、中長期的に市場規模の伸長・拡大が予想される。
キューピー シンガポールに販売拠点新設 ミナトを傘下に
キューピー(本社:東京都渋谷区)は9月23日、各種瓶缶詰食料品の販売および酒類の輸入販売を手掛ける中島董商店の子会社、MINATO SINGAPORE PTE.LTD.(所在地:シンガポール、以下、ミナトシンガポール)の株式を取得し、2020年10月1日からキューピーの子会社として事業を開始すると発表した。東南アジアにおける現地法人としては6社目。
キューピーは、ミナトシンガポールの株式80%を第三者割当増資を引き受けにより取得し、連結子会社とするとともに、会社名をKEWPIE SINGAPORE PTE.LTD.(キューピーシンガポール)に変更する。10月1日からシンガポールにおけるキューピーグループの商品(マヨネーズ、ドレッシングなど)の輸入販売拠点として、新体制で事業を開始する。