「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

ホンダ インド・ベンガルールに二輪車の研究開発拠点

ホンダは5月9日、インドにおける二輪車の研究開発を担うホンダアールアンドディー(インディア)プライベート・リミテッド(本社:インド・ハリヤナ州)が、カルナタカ州ベンガルールに研究開発拠点「ソリューション・アールアンドディ・センター」を新たに開設したと発表した。
同センターは”インドのシリコンバレー”と呼ばれるベンガルールで、研究開発企業の技術やアイデアを取り入れ”共創”するオープンイノベーションで、モビリティの先端技術をより早く電動車開発に取り込むとともに、ソフトウェアやコネクテッドサービスなどにも取り組む。また、長期的な視点で既存事業・商品の領域にとどまらない新しいサービスや事業の創出を目指す。

「ダイソー」マレーシアに最大規模の物流倉庫を着工

100円ショップ「ダイソー」を運営する大創産業(本社:広島県東広島市)は5月9日、マレーシア首都近郊のサランゴール州で、同社の物流拠点として最大規模となる倉庫「マレーシア新GDC(Global Distribution Center)」を着工したと発表した。
新設する倉庫は5階建て鉄筋コンクリート造で、延床面積は約12万㎡。2026年5月完工、2027年1月稼働開始の予定。稼働後は東南アジアや中東圏など22カ国・地域のダイソー約600店舗への輸送拠点とする。
なお、同社はすでに国内9カ所、中国、ベトナム、タイなど海外15カ所に物流拠点を保有している。

阪急電鉄 フィリピン鉄道事業に本格参入 大手私鉄初

阪急電鉄(本社:大阪市北区)は5月7日、住友商事(本社:東京都千代田区)、国際協力機構(JICA)と共同で、フィリピンの鉄道会社に出資し、同社がマニラ首都圏で運行する鉄道路線の運営・保守事業に参画すると発表した。阪急電鉄によると、日本の大手私鉄が海外の鉄道事業に本格参入するのは初めて。
阪急電鉄とJICAは住友商事が間接保有するフィリピンの鉄道会社、ライト・レイル・マニラ・コーポレーション(LRMC)の株式の一部を譲り受ける契約を締結した。株式の取得額や規模は公表されていない。

三菱自 タイの電動車事業でタイ石油公社などと協業検討

三菱自動車工業(本社:東京都港区)は5月8日、ミツビシ・モーターズ(タイランド)・カンパニー・リミテッド(以下、MMTh)とともに、タイ石油公社(以下、PTT)およびPTTのEV(電気自動車)関連事業の統括会社、アルン・プラス社と、パートナーシップ構築に向けて協議を開始することに合意したと発表した。4社は今後、タイにおける電動車の生産、販売、輸出、関連サービス事業の電動車事業に関する協業検討を開始し、同国におけるカーボンニュートラル実現に寄与する。
PTTはタイのエネルギー業界におけるリーディングカンパニー。エネルギー事業や自動車市場における豊富な知見を持ち、EVエコシステム構想を掲げるPTTと、電動車戦略を推進する三菱自動車との間で、電動車生産やEVモビリティサービス事業などで様々な協業の機会が想定されている。

住友ゴム タイのコンケン大学と天然ゴムで共同研究開始

住友ゴム工業(本社:神戸市中央区)は5月8日、タイの国立大学、コンケン大学とゴムノキの組織培養技術についての共同研究で協定を結んだと発表した。共同研究の目的は、組織培養由来のゴムノキの苗と接ぎ木由来の苗の生育や葉の形の調査に加え、ゴムノキの植物生理学的反応に関するデータを分析し、収量向上につながるメカニズムを解明すること。これにより、持続可能な天然ゴム調達に向けた取り組みを加速させていく。

日本産ホタテ タイ向け輸出量5カ月で14倍, 金額で2.3倍

日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所によると、2023年11月〜2024年3月の日本産ホタテのタイ向け輸出は、輸出量が前年同期の14倍の2,521トン、輸出額が同2.3倍の11億3,850万円と大幅に伸びた。同期間のタイのホタテ輸入額を国別でみると、日本は2位を大きく引き離して1位となった。
ジェトロバンコク事務所は、中国による水産物の輸入停止措置に対応するため、タイ国内の輸入業者や飲食店などを招待し、日本産ホタテのPR・販促キャンペーンを実施したことなどが奏功した。今月も5日に日本の農林水産省と在タイ日本国大使館の協力のもと、輸入業者や飲食店、インフルエンサーを招き、タイで日本産ホタテのメニュー提案会を開催している。

任天堂 注目のNintendo Switch後継機を今期中に発表

任天堂(本社:京都市南区)は5月7日、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の後継機を今期中(2025年3月まで)に発表すると明らかにした。同社の古川俊太郎社長が同日オンラインで開いた決算会見で公表した。
Nintendo- Switchは2017年3月の発売以降、全世界での販売台数が1億4,100万台に上る同社にとって主力の家庭用ゲーム機だが、発売から7年経過し後継機の動向に注目が集まっている。

AGC タイTechno Glassの生産活動 24年末終了を発表

AGC(本社:東京都千代田区)は5月7日、コンシューマガラス事業を手掛けるグループ会社、AGC Techno Glass(Thailand)Co.,Ltd.(以下、ATGT社、本社:タイ・チョンブリ県AMATA City工業団地)の生産活動を2024年末を目途に終了すると発表した。
ATGT社は1995年の設立以来、主に耐熱ガラス食器や理化学実験用ガラス等の製造・販売を手掛けている。近年同業界の市場環境が厳しさを増し、業務改善努力を上回る製造コストの増加により業績改善がみられず、今回生産活動の終了を決断した。

日本ハム・旭川工場 シンガポールへの輸出認可を初取得

日本ハム(本社:大阪市北区)は5月7日、グループで「シャウエッセン(R)」はじめハム・ソーセージを製造する日本ハム北海道ファクトリー(本社:旭川市)旭川工場が2024年4月に、シンガポールへの輸出認可を取得したと発表した。
北海道からの輸出認可はニッポンハムグループの加工食品では今回の旭川工場が初めて。輸出開始時期は2024年10月を予定。

住友商事 マレーシアの医療クリニックに出資 本格参入

住友商事(本社:東京都千代田区)は5月7日、マレーシアで民間医療クリニックを経営するCareClinics Healthcare Services(以下、CCHS)への出資を通じ、成長著しい東南アジアの民間医療・クリニック事業に本格参入すると発表した。CCHSはマレーシアで104施設のクリニックを運営する民間医療グループ。年間延べ200万人の患者に地域に根ざしたプライマリーケアサービスを提供している。
住友商事は同国でリテイル事業やドラッグストア・調剤事業を通じて獲得した店舗チェーンストア運営の知見を生かし、2020年にCCHSに出資。以降、複数回の増資を経て今回筆頭株主となった。今後は2026年までに300施設への拡大を目指し、マレーシアにおける強固な事業基盤を確立していく。