複数の運航関係者によると、大阪・関西万博の会場で次世代の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」のデモ飛行が、7月12日にも再開される見通しとなった。再開されるのは米リフト・エアクラフトが開発した1人乗りの「ヘクサ」(全長4.5m、高さ2.6m)。7月12〜14日と19〜21日の6日間、会場西端の離着陸場の上空を飛行する計画という。
このほか、万博での空飛ぶクルマのデモ飛行は残りの2陣営も会期中、運航事業者ごとに期間を区切って披露されることになっている。スカイドライブは7月下旬〜8月下旬。ANAホールディングスと米ジョビー・アビエーション陣営は9月下旬〜閉幕日の10月13日に運航を予定している。
事故は4月26日に発生。プロペラモーター18個のうち1個が破損し、このモーターを覆うプラスチック製カバー2個が落下した。これにより、原因究明と安全確保のためデモ飛行は中止されていた。事故の原因は、プロペラを回すモーターを設置する部分に、部品メーカーから強度が基準より低い部品が使われていたためーーと分かった。
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ドコモ・バイクシェア 万博会場にサイクルポートを設置
ドコモ・バイクシェア(本社:東京都港区)は2月28日、HUBchari・大阪バイクシェア連合体として、2025年大阪・関西万博の会場へのシェアサイクルポート設置事業者候補に決定したと発表した。
これにより、ドコモ・バイクシェアは万博会場に併設される自転車駐輪場内で、ポート設置および運営を行うことで、安全かつ円滑な来場者輸送を実現し、万博における自転車利用促進をめざす。提供期間は4月13日〜10月13日。利用料金は1回30分・165円、延長料金は30分・165円。1日パスは1,529円(いずれも税込み)。
会場だけでなく、大阪市内に点在する600カ所以上のシェアサイクルポートの活用を促すことで、市内の観光・周遊の活性化を図る。
関西鉄道7社がQR乗車券導入へ取り組み 万博の利便性向上
大阪・関西万博での外国人客の移動の際の利便性を高めようと、関西の鉄道7社がQRコードを活用したデジタル乗車券を発売することを明らかにした。この取り組みを進めているのは、先行させたJR西日本と大阪メトロ、そして阪急、阪神、京阪、南海、近鉄の鉄道7社。
JR西日本と大阪メトロ1月から10月までの間、専用のアプリを使ってクレジットカードで決済すると、大阪市内を中心に対象となる駅でQRコードを専用の器械にかざせば自由に乗り降りできるデジタル乗車券を発売している。阪急、阪神、京阪、南海、近鉄の私鉄5社は2月27日から1カ月限定で新しい共通のデジタル乗車券の利用を始める。1日乗車券は1人、税込み3,000円で大阪、京都、奈良、神戸などの駅で自由に乗り降りできる。
これに先立ち、大阪メトロとJR大阪環状線が接続する森ノ宮駅で2月26日、QRコードを使って関係者が乗り降りする催しが行われた。
大阪ガス 万博 日本館から出るCO2で「eメタン」製造
ロボット工学 石黒教授の万博パビリオン 最新ロボ初公開
大阪・関西万博でプロデューサーを務めるロボット工学の第一人者、大阪大学の石黒浩教授のパビリオン内覧会が2月19日行われ、最新型のロボットが初めて報道陣に公開された。今回公開されたのは、同パビリオンを訪れた人たちの案内役などを務める3種類のロボット。ロボットは木や石などが使われているのが特徴で、未来の社会ではより自然を感じながら、豊かな生活を送っていくというメッセージが込められている。
このほか、展示が予定されている、見た目や動きが人間により近い、5体のアンドロイドも公開され、遠隔操作で視線を左右に動かしたり「、お辞儀をしたりする動作も行っていた。
石黒教授のパビリオンではこうしたアンドロイドおよそ20体を展示。アンドロイドと共生する社会体験をしてもらうことで、科学技術によって広がる命の未来について考えてもらいたいとしている。