「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

堀場製作所 韓国でパワー半導体の検査装置メーカーを買収

堀場製作所(本社:京都市南区)は4月7日、韓国のパワー半導体向けの検査装置メーカー、EtaMax(本社:韓国水原市、エタマックス)を4月3日に買収したと発表した。韓国の子会社、堀場エステック・コリア社(本社:韓国龍仁市)を通じて、全株式を取得した。買収金額は非公表。エタマックスガ持つパワー半導体の基板検査技術と堀場製作所グループの分光技術を合わせて半導体分野の事業拡大に繋げる。

ホンダ「N-BOX」4年連続首位 24年度車名別販売

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は4月4日、2024年度の車名別新車販売状況を発表した。首位はホンダの軽自動車「N-BOX」。2023年度比4%減の21万768台で、4年連続トップを堅持した。2位はトヨタ自動車の「ヤリス」で、6%減の17万1,919台、3位がスズキの「スペーシア」で26%減の16万8,491台だった。
乗用車の電気自動車(EV)の販売台数は28%減の5万7,234台にとどまった。EVで最も販売台数が多い日産自動車の軽EV「サクラ」は39%減の2万832台、「リーフ」は34%減の4,666台、「アリア」は54%減の2,891台だった。

任天堂「スイッチ2」6/5発売 競合機より2万〜3万円安く

任天堂は4月3日、新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を報道関係者らに初公開した。6月5日に発売する。希望小売価格は日本語のみに対応した国内専用モデルが税込み4万9,980円。競合するソニーや米マイクロソフトの主要な新型ゲーム機と比べ2万〜3万円安い。
価格を競合機より抑えつつ、コントローラーをパソンのマウスのように使えるようにするなど、新機能を充実させたのが特徴。ディスプレーは7.9インチと約3割大きくなり、画素数も2倍に増え、より高精細な画像を表現できるようになった。遠隔地のプレーヤーとも会話できる「ゲームチャット」機能も持たせた。

川崎重工 インドネシアに油圧製品の販売担う現地法人

川崎重工は4月3日、インドネシア西ジャワ州ブカシ市に油圧製品の販売を担う現地法人「PT Kawasaki Precision Machinery Indonesia」(KPMインドネシア)を設立すると発表した。営業開始は2025年10月の予定。
インドネシアはインフラへの投資拡大や活発な鉱山開発等が進められており、これに伴う油圧機器の需要が高まるとみられ、こうした顧客ニーズに応える。

マクセルなど指の運動で認知症の前段階のMCIを検知

マクセルと国立長寿医療研究センターは4月3日、日立製作所が開発したAI(人工知能)技術を用いることで、指の運動で認知症の前の段階の軽度認知障害(MCI)を検知できるシステムを開発したと発表した。指の運動パターンを解析することで、検知できる制度は約8割まで高まったという。
MCIを放置すると、認知症に進行する事が多い。認知症のリスク、MCIを早期に発見することは認知症を遅らせ、認知症者を減らすためにとても重要だ。

東芝エネ 中国の拠点 東芝水電の新工場が移転先で竣工

東芝エネルギーシステムズは3月31日、グループの中国拠点、東芝水電設備(杭州)有限公司(所在地:浙江省桐廬県、以下、東芝水電)が、移転先の新工場で竣工式および会社設立20周年記念式典を行ったと発表した。
新工場は旧工場から南西に約3kmの地点に立地する。新工場の敷地面積約6万6,600㎡。新工場は「デジタル×スマート化」をコンセプトに先端技術を取り入れ、製造コストの削減およびリードタイムの短縮を図っている。

東京ガス 米シェブロンからガス権益取得 総額785億円で

東京ガスは4月1日、米石油大手シェブロンから米テキサス州東部のシェールガス権益の70%を取得すると発表した。段階的に取得する計画で、総額約5億2,500万ドル(約785億円)を投じる。
100%子会社、東京ガスアメリカ社が約93%出資するTGナチュラル・リソーシズ社(本社:テキサス州ヒューストン)を通じて、シェブロン社とテキサス州東部のシェールガス共同開発契約を締結した。取得する鉱区の面積は201k㎡で、埋蔵量は液化天然ガス(LNG)換算で年間150万トンを見込む。採掘したガスは米国市場での販売を想定しているが、将来的にはLNGとして日本への輸入も検討する。

オープンAI SBGなどから約6兆円を調達 AI開発を加速

対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」を開発した米オープンAIは3月31日、ソフトバンクグループ(SBG)などから400億ドル(約6兆円)を新たに調達したと発表した。400億ドルのうちSBGが最大で300億ドルを拠出する。SBG以外の投資家からも100億ドルを調達する。これによりAI向けデータデンターの整備のほか、AI開発を加速させる。

阪急, 阪神 全線で再エネ由来電力使用の脱CO2運行開始

阪急電鉄と阪神電鉄は4月1日、全線の列車運航と駅施設などの使用電力を再生可能エネルギー由来に切り替え、二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル運行」を開始した。同日から主要路線で、記念のラッピング電車が運行を始めた。CO2排出量の削減効果は年間約20万トンを見込む。これにより、阪急阪神ホールディングス全体の4割のCO2排出量の削減につながる。