望まない妊娠を防ぐ緊急避妊薬(アフターピル)を医師の処方箋なしで、薬局で試験販売する調査研究が11月28日、始まった。厚生労働省から委託された日本薬剤師会が全国145カ所の薬局で実施し、市販化する場合の課題を洗い出す。
この薬は性暴力を受けたり、避妊に失敗した女性が使う。性行為から72時間以内に服用した場合、妊娠を約8割防げる。世界保健機関(WHO)は「副作用が少なくて軽い」とし、女性の健康に欠かせない「必須医薬品」に位置付けている。世界約90カ国・地域は医師の処方箋なしで薬局で購入できるが、日本では医師の診察と処方箋が必要とされてきた。
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英スナク首相 主要都市結ぶ高速鉄道計画縮小を発表 費用高騰で
英国のスナク首相は10月4日、マンチェスターで開かれた保守党大会で、2009年に発表された英国の主要都市を最高時速360kmで結ぶ高速鉄道「HS2」計画について、「HS2は時代遅れの合意の、究極の例だ」と述べ、費用の高騰を理由に縮小することを発表した。これにより、計画されていた第2期の着工はせず、代わりに地方の交通網の整備を進める方針を明らかにした。
同計画では首都ロンドンから中部バーミンガムに向かう第1期が建設中で、車両の製造や保守を日立製作所のグループ会社などが受注している。第2期ではさらに北部のマンチェスターなどを結ぶ予定だった。インフレの影響もあり、建設費用がかさみ続け総額1,000億ポンド、日本円換算で18兆円を超えるとも試算されていた。