新型ウイルスによる中国国内の死者717人、感染者3万人超え 2020年2月8日アジア-社会care 中国湖北省の保健当局は2月7日、新たに81人が死亡し、中国国内の死者は717人になったと発表した。また湖北省では、重体の人も1,007人いるという。このほか中国の保健当局、国家衛生健康委員会によると、2月6日現在、新型コロナウイルスの感染患者は3万1,161人に上っている。
新型ウイルス拡大で北海道の観光消費最大426億円の損失 2020年2月7日アジア-社会care 北海道銀行グループのシンクタンク、道銀地域総合研究所(所在地:札幌市)の試算によると、新型コロナウイルスの感染拡大による中国人観光客の減少に伴い、3月まで中国が団体旅行禁止を続けた場合、1~3月の北海道内の観光消費額が最大426億円減少する。これは北海道や国土交通省のデータを基に、同研究所が宿泊・観光消費の損失額を推計しまとめたもの。中国人観光客は19万人減少すると想定している。この時期の有力イベントの一つ、「さっぽろ雪まつり」でも宿泊施設に大きな影響が出ている。
新型肺炎の中国の死者490人、感染者2万4,324人に 2020年2月6日アジア-社会care 中国政府は2月5日、新型コロナウイルスによる肺炎の死者が490人、感染者が2万4,324人に達したと発表した。このほか、感染が疑われる”疑似病例”は計2万3,000人を超えている。中国本土以外では日本、タイ、シンガポールなど27か国・地域で210人以上の感染が確認された。このうちフィリピン、香港でそれぞれ1名が死亡した。
新型コロナウイルスの分離に成功 ワクチン開発に活用 2020年2月6日アジア-社会care 国立感染症研究所は1月31日、新型コロナウイルスに感染した人からウイルスを分離することに成功したと発表した。治療薬やワクチンの開発への活用が期待される。同ウイルスは中国やオーストラリアなどで分離されているが、日本国内では初。
中国人の1/27~3月末の訪日40万人キャンセル 2020年2月5日アジア-社会care 日本旅行業協会によると、観光ビザで訪日する中国人が旅行会社から受け取る「身元保証書」の申請数が、中国政府が団体旅行を禁止した1月27日以降3月末までに約40万人に上ることが分かった。これにより、この大半がキャンセルになるとみられる。 このほか、クルーズ船を利用した団体旅行やビジネス客はこの40万人には含まれておらず、中国人旅行者全体のキャンセルはさらに膨らむ見込み。
中国の新型肺炎感染患者数2万438人、死者425人に 2020年2月5日アジア-社会care 中国の保健当局、国家衛生健康委員会は2月4日、新型コロナウイルスに感染した患者数が2万438人、死亡した人が425人になったと発表した。また、湖北省では重体の患者が576人に上っているという。 こうした状況を受け、習近平指導部は2月3日、異例ともいえる、政府の初期対応に問題があったことを初めて認めた。感染拡大に伴って、後手後手に回った対応策や、外出できない日々の暮らしのあり方、経済に悪影響が広がり先行き不安に国民の不満がさらに高まることなどに、危機感を強めていることをうかがわせた。
新型肺炎拡大で春節明けも中国の生産活動の停滞必至 2020年2月3日アジア-社会care 中国の生産活動は、春節休暇明け後も早期の操業再開が見通せないため、停滞必至とみられる。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続いているためだ。中国の多くの省、自治区、直轄市は、ウイルスの拡散防止のため春節休暇後も、企業に休業延長や従業員の出勤を控えるよう指示を出しており、その数は現時点で全体の7~8割に上っている。 多くの企業は2月9日までの休業は織り込んでいるものの、これがなし崩しに先へずれ込めば、数多くの製造業などへ影響が広がり、ひいては中国経済への打撃が懸念される。
中国の新型肺炎患者1万1,791人に 医療施設・物資いぜん不足 2020年2月2日アジア-社会care 中国の保健当局、国家衛生健康委員会のまとめによると、同国の新型コロナウイルスによる肺炎患者は1万1,791人に達し、死亡した人は259人に上っている。こうした中、最も感染が深刻な湖北省武漢市では、増え続ける肺炎患者を専門に治療するための2つの病院の建設が突貫工事で進められており、1つ目の病院が完成する予定。 ただ、急増する患者に対して医師や医療施設の数がいぜん不足しているほか、湖北省の各地の病院では医薬品やマスクなどの医療物資も十分に確保できていないことから、地元政府への批判の声が上がっている。
新型肺炎拡大で外国宛て郵便に遅れ 中国・香港 日本郵便 2020年2月2日アジア-社会care 日本郵便は1月30日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の影響などで、外国宛ての郵便物の配達に遅れが出ていると明らかにした。中国や香港宛ての国際郵便物の引き受けが急増しており、税関手続きなどに時間がかかっているという。
中国・湖北省滞在の外国人の入国を拒否、首相が表明 2020年2月2日アジア-社会care 安倍晋三首相は1月31日の対策本部会議で、湖北省に滞在していた外国人の入国を拒否すると表明した。入国拒否は出入国管理法に基づく対応で、特定の国や地域を対象に適用するのは初めて。2月1日午前0時から実施する。 入国申請日前14日間以内に湖北省に滞在歴がある外国人や、湖北省で発行した中国パスポートを所持する人は、特段の事情がない限り入国を拒む。