厚生労働省によると、2019年10月末時点の外国人労働者が前年同期比13.6%増の165万8,804人だった。7年連続増加し、企業に届け出を義務付けた2007年以降で最多を更新した。国籍別ではベトナムが著しく増えたほか、フィリピンやネパールなどアジア地域が増えた。その結果、中国が41万8,327人、ベトナムが40万1,326人でほぼ同規模となり、この両国で全体のほぼ半数を占めた。
在留資格別では技能実習が24.5%増の38万3,978人。高度人材など「専門的・技術的分野」も18.9%増の32万9,034人となった。外国人労働者の受け入れ拡大に向けて2019年4月、改正出入国管理法施行で創設された「特定技能」による受け入れは520人にとどまった。
外国人労働者を雇用する事業所数は12.1%増の24万2,608カ所と過去最多を更新した。製造業で働く人が48万3,278人と全体の29.1%を占め最も多かった。以下、卸売業・小売業や、宿泊業・飲食サービス業なども比率が高かった。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
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インドネシアの首都移転に最大4兆円投資か ソフトバンク
インドネシアのルフット調整相(海事・投資)は1月17日、同国が計画しているジャカルタからカリマンタン島東部(東カリマンタン州)への首都移転に関し、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長から300億~400億ドル(約3兆3,000億~4兆4,000億円)程度投資する提案を受けたことを明らかにした。この件について、ソフトバンクは「具体的な金額は提示していない」と否定するコメントを出している。 インドネシアは2019年8月、ジョコ大統領がジャカルタおよびジャワ島への一極集中を是正するため、首都を東カリマンタン州へ移転することを発表。移転費用は最大約466兆ルピア(約3兆7,500億円)要する見込みで、同国政府は民間投資も活用して開発を進める方針。