スリランカ同時爆破テロ事件290人死亡 日本人1人犠牲に

スリランカ同時爆破テロ事件290人死亡 日本人1人犠牲に

スリランカの最大都市コロンボとその郊外で4月21日起きた同時爆破テロ事件の犠牲者は、現地在住の日本人1人を含む290人が死亡、負傷者はおよそ500人に上った。
スリランカの報道官は22日、一連の爆発は国内のイスラム過激派による犯行の疑いが強いとみて、これまでに組織のメンバーら24人を警察が身柄を拘束したと発表した。ただ、ホテルと教会合わせ6カ所で同時多発的にテロを実行する計画性と組織力から、背後に大規模なネットワークがあるとの見方を示し、国際的なテロ組織との関連も捜査していることを明らかにした。
軍などの国内各所の捜査によると22日、コロンボ中心部のバスターミナルで87個の起爆装置が見つかるなど緊張が続いている。このため、シリセナ大統領はスリランカ全土に非常事態を宣言し、軍主導の厳戒態勢を敷いている。