JR西日本 赤字の芸備線一部区間 国に存廃協議を要請 全国初

JR西日本(本社:大阪市北区)は10月3日、広島県と岡山県を走る芸備線の一部区間について、国に存廃を含め今後のあり方を関係者が話し合う「再構築協議会」の設置を要請したと発表した。対象区間は備後庄原(所在地:広島県庄原市)ー備中神代(同 岡山県新見市)の68.5km。同区間の1日当たりの2019年度の「輸送密度」はわずか48人で、民営化された1987年と比べると90%以上減少している。
これは、10月1日に施行された改正地域公共交通活性化再生法に基づくもので、国への要請は全国で初めて。