中国「独身の日」取引額2%増にとどまる 前年から大幅鈍化

中国の調査会社のまとめによると、2023年のインターネット通販セール「独身の日」の取引額が11月12日時点で前年同時期比2%増の1兆1,386億元(約23兆6,000億円)だった。2022年の実績、前年比14%増から一転、増加率は大幅に鈍化した。
独身の日の取引額は毎年大きく伸び、前年を更新してきただけに、若年世代の就職難(高失業率)や、相次ぐ大手不動産企業の信用不安に代表される不動産市況の低迷などが、個人の消費心理に大きな影を落としていることを示した。