大正製薬HD オーナー家によるTOB成立 上場廃止へ

大正製薬ホールディングス(HD)は1月16日、オーナー家の上原茂副社長が代表を務める大手門(所在地:東京都豊島区)が15日まで実施していたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。
この結果、大正製薬HDは3月開催予定の臨時株主総会での手続きを経て、上場廃止となる見通し。TOBの今回の買い付けに加え、今後全株式を取得するためスクイーズアウト(強制買い取り)を実施する。普通株の買付総額は約7,100億円となる見込みで、日本企業最大のMBO(経営陣が参加する買収)となる。
大正製薬HDは、約40年にわたりグループのトップを務めてきた現在の上原明社長に代わり、今後、上原茂氏が社長に昇格する予定。