外来カミキリ 国・自治体には本腰を入れた拡散防止対策を

海外から侵入した外来生物によって農林業が被害を受け、すでに20を超える都府県に広がっている。国や自治体には、早急に本腰を入れた拡散防止対策に取り組んでもらいたいものだ。
近年その脅威が増しているのはクビアカツヤカミキリだ。体長2~4cmの黒い昆虫で、名前の通り首の部分が赤色をしている。中国などが原産地だが、侵入経路ははっきりしないという。日本では2011年に確認され、現在は22都府県に被害が拡大している。
全国の桜の名所などでソメイヨシノがこの害虫被害に遭い、伐採されるケースが増えている。桜に限らず、桃,梅などバラ科の樹木に成虫一匹あたり最大1,000個の卵を産み付ける。そして、孵化した幼虫は樹木の内側を食い荒らし、枯死させる。昨年度の被害は4万7,600本に上っている。