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都知事に小池氏再選 宇都宮氏らに圧勝 コロナ対策など課題山積

コロナ下の選挙戦となった東京都知事選挙が7月5日投開票され、現職の小池百合子氏(67)が開票直後、早々と再選を決めた。元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)や、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)らを得票数で圧倒した。
ただ、”withコロナ”時代の新型コロナウイルスの感染者抑制対策と経済対策、東京五輪・パラリンピックの簡素化・開催など課題は山積。日本の首都・東京都知事としての2期目、その手腕が問われる。

インドネシアの新型コロナの累計感染者数5万6,385人

日本貿易振興機構(ジェトロ)などによると、インドネシア保健省のまとめで6月30日時点の同国全体の新型コロナウイルスの感染者数は、累計で5万6,385人に上っている。主要地域の動向をみると、ジャカルタ特別州は1万1,424人、東ジャワ州が1万2,136人、西ジャワ州3,218人、バンテン州1,453人などと続いている。
同国ではまだ感染者の抑え込みには至っておらず、経済活動の制限措置が出されている。ジャカルタ特別州では7月1日、アニス・バスウェダン知事が大規模経済活動制限(PSBB)の移行期間を14日間延長すると発表した。延長期間は7月3~16日。同州内のほとんどの地域で感染は落ち着き安定しているが、一部地域で広がっていることから、この措置を決めたとしている。
同州は6月5日からPSBBの移行期間フェーズ1として従業員数や収容人数の50%を上限として事業所、レストラン、小売店などの営業を認めている。今回の措置で緩和とはならず、引き続き50%が活動の上限となる。

新型コロナ 世界の感染者1,114万人余 死者52万人余に

米国ジョンズホプキンス大学のまとめによると、新型コロナウイルスの感染者の増加ペースが加速、米国はじめブラジル、ロシア、インド、ペルーなどで大幅な拡大が続いている。日本時間7月5日午前3時時点で世界全体の感染者は1,114万1,020人、死者は52万7,647人と50万人に上っている。
感染者が最も多い米国は281万7,620人に達し、依然として世界全体の4分の1を占めている。次いでブラジル153万9,081人、ロシア67万3,564人、インド64万8,315人、ペルー29万5,599人と続いている。死者は米国の12万9,575人が最多で、以下、ブラジル6万3,174人、英国4万4,283人、イタリア3万4,854人、フランス2万9,896人となっている。

コロナで解雇・雇い止め3万人超え 1カ月で1万人増加

厚生労働省のまとめによると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請や外出自粛などにより、就業先で解雇ややといどめで失業(見込み含む)した人の数が、7月1日時点で3万1,710人に上っていることが分かった。6月4日に2万人を超え、1カ月足らずで1万人増えた。
6月26日時点での業種別集計では宿泊業が5,613人で最多、以下、飲食業が4,194人、製造業が4,133人で続いている。地域別では東京都が4,571人、大阪府3,248人、北海道1,348人などとなっている。直近1週間で増えた人数の約65%を非正規の働き手が占めている。雇用情勢は一段と厳しくなっている。

北大と東北大 ミャンマー航空宇宙技術大と超小型衛星開発開始

北海道大学、東北大学およびミャンマー航空宇宙技術大学(MAEU)は7月2日、ミャンマー初となる人工衛星の開発プログラムを開始したと発表した。5年間でミャンマーからの留学生に対し、衛星開発のキャパシティビルディングを実施しながら、50kg級の超小型衛星2機の開発と打ち上げを行い、搭載される先端的観測装置を用いてミャンマーの農林水産業や、大規模自然災害の軽減に貢献する。プログラムの予算(約17億円)はミャンマー政府が負担する。

羽田、成田、関西3空港にPCRセンター 出入国制限緩和へ体制強化

日本への入国制限措置の緩和をめぐり、加藤厚生労働相は7月2日、羽田、成田、関西の3空港と、東京都と大阪府の中心部各1カ所に出入国者専用の「PCRセンター」を今夏にも新設することを明らかにした。新型コロナウイルスの感染防止対策として、空港検疫所の検査体制を強化する。

日本「脱炭素」へ30年度までに石炭火力発電100基休廃止

日本政府は、二酸化炭素(CO2)を多く排出する非効率な石炭火力発電所を2030年度までに段階的に休廃止する方針を固めた。国内にある114基の非効率な石炭火力発電のうち9割弱にあたる100基が対象となる見通し。
石炭火力発電は国内の発電量の3割を占めるが、政府は地球温暖化対策の国際的な枠組みである「パリ協定」に基づいて「脱炭素」の取り組みを強化するとともに、再生可能エネルギーの拡充を目指す。

コロナ関連倒産 全国で累計300件超え 6月は103件にペース加速

東京商工リサーチのまとめによると、新型コロナウイルス関連の企業の経営破綻(負債1,000万円以上)は7月1日17時時点で、全国で累計304件(倒産229件、準備中75件)となり、300件を突破した。
新型コロナによる休業自粛などの影響による破綻は2月25日に第1号が発生。以後、4月27日に100件目、6月3日に200件目を記録。6月はこれまでを上回るペースで破綻が相次ぎ、月間103件に上った。そして7月1日には新たに10件発生した結果、累計で304件となった。
業種別では飲食業が49件で最多。次いでホテル・旅館の宿泊業が39件。アパレル関連で36件が続いている。
都道府県別では和歌山県、鳥取県、高知県の3県を除く全国44都道府県で発生。東京都が73件(倒産62件、準備中11件)と突出、以下、大阪府が27件(同20件、同7件)、北海道が20件(同19件、同1件)。静岡県15件、兵庫県14件、愛知県13件と続く。10件以上発生しているのは6都道府県に上る。

国家安全維持法施行の香港 違反で早くも逮捕者約370人

香港国家安全維持法が施行された香港で7月1日、同法に対する大勢の市民が夜遅くまで抗議活動を行った。これに対し、警察は放水車を出動させて市民に大量の水を浴びせたり、催涙スプレーを吹きかけたりして厳しい取り締まりを断行。その結果、およそ370人を違法な集会に参加したことなどで逮捕したと発表した。

コロナ治療薬「レムデシビル」1人25万円 ギリアド社が価格を決定

米国の医薬大手ギリアド・サイエンシズは6月29日、新型コロナウイルスの治療薬「レムデシビル」について、公的保険を持つ先進国政府向けの価格を患者1人あたり2,340ドル(約25万円)に設定すると発表した。1本あたりの薬価は390ドル。標準的な治療では5日間で6本投与される。レムデシビルは、これまでギリアド社が無償提供してきたが、生産体制が整ったことで有償販売に切り替える方針を表明。薬価設定が注目されていた。
レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬として開発された。しかし、新型コロナウイルスへの効果が確認され、日本、米国などが特例承認している。