中国 12月の景況感低下も、製造業は安定成長
中国国家統計局と中国物流購買連合会は12月31日、12月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が51.6だったと発表した。前月と比べ0.2㌽低下した。それでも好不況の判断の節目となる50は17カ月連続で上回り、統計局は「製造業は安定成長を続けている」との認識を示した。
ただ、生産動向を示す指数が54.0と前月より0.3㌽下落したほか、新規顧客は53.4と2㌽低下、雇用を示す指数は0.3㌽の48.5となり、9カ月連続で節目の50を下回った。
アジアの景況感が改善「黒字」67.4% ジェトロが日系企業調査
ジェトロが10~11月に実施した「2017年度アジア・オセアニア日系企業実態調査」によると、2017年の営業利益を「黒字」とした企業は67.4%に達し、今後1~2年の事業展開について「拡大」するとした企業も53.7%で前年を1.5㌽上回るなど、景況感が改善した。
2018年はさらに上昇すると見込まれる。事業拡大意欲は東南アジア・南西アジアで堅調で、近年は低位で推移していた中国でも48.3%と、前年比8.2㌽上昇した。
2018年の営業利益見込み(前年比)は、4割以上の企業が「改善」を見込んでいる。「悪化」するのは9.9%で、前年の見込み(19.5%)から9.6㌽低下した。2018年の景況感を示すDI値(営業利益が前年比で「改善」の割合から「悪化」の割合を差し引いた数値)は38.2㌽となり、前年見込みと比べ11.5㌽上昇した。
北東アジア5カ国・地域、ASEAN9カ国、南西アジア4カ国、オセアニア2カ国の計20カ国・地域に進出している日系企業に対し、現地での活動実態に関するアンケートを実施し、4630社から回答を得た(有効回答率38.6%)。調査は1987年に開始し、今回で31回目。
中国人の今後行きたい国で「日本」初の1位 ジェトロ調査
日本貿易振興機構(ジェトロ)が8月に中国の調査会社に委託して実施した、中国人の意識調査によると、今後行きたい国・地域について「日本」との回答が1位となった。
海外旅行経験者は76.9%、うち日本へ行ったことがある人は61.1%と、回答対象の9カ国のうち第1位を占めた。第2位は韓国48.8%、第3位は米国36.7%。今後行きたい国・地域(3つまで複数回答)でも日本は40.2%で、調査開始以来初の第1位となった。日本に行きたいか、行きたくないかの二択の質問においても88.9%が日本に行きたいと回答。海外旅行先として日本は強く支持されていることが分かった。
調査は北京市、上海市、広東省広州市、湖北省武漢市、重慶市、四川省成都市に居住する20歳~49歳の中国人(月収5000元以上のミドル・ハイエンド層)に対し、日本をはじめとする各国の製品、海外旅行、越境ECへの関心についてアンケートを行った。回答は各都市204名、合計1224名。
水素を使った発電施設 世界初の実証実験 川崎重工
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が採択した、環境に優しいとされる水素エネルギーを使った発電施設が神戸市に完成、川崎重工業などにより2018年1月から周辺の公共施設に電力を供給する世界で初めての実証実験が行われることになった。
神戸市中央区のポートアイランドに完成した施設は、水素と天然がすを燃焼させてタービンを回して発電する仕組み。一般家庭550世帯分に当たる1時間当たり1100KWの電力を供給することができる。
1月11日から試運転を始め、1月下旬から電力と、発電に伴って出る熱を病院やスポーツセンターなど周辺の公共施設に供給し、約2カ月にわたって発電効率や安定性を確認する実証実験を行う。
川崎重工業などによると、水素発電の電力を外部の施設に供給するのは世界初だという。