野球の国際大会「プレミア12」の決勝戦が11月17日、東京・東京ドームで行われ、日本は韓国に5対3で逆転勝ちし、2回目の大会で初優勝し、準決勝で逆転負けした4年前の雪辱を果たした。 日本は1回に先発の山口俊投手が2本のホームランを打たれ3点の先制を許したが、その裏、鈴木誠也選手のレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で1点を返し、追撃。2回に2死1、2塁のチャンスに今大会不振の山田哲人選手が汚名返上の3ランホームランを打って4対3と逆転。また、7回には2死2塁で指名打者・浅村栄斗選手がライト前にタイムリーヒットを打ち、リードを広げ勝利を手繰り寄せた。投手陣も2回以降、高橋礼、田口、甲斐野、中川、山本、山崎と小刻みなリレーで零封。中盤以降はとくに安定した投手陣の頑張りが光った。 日本が野球の国際大会で優勝するのは、2009年の第2回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)以来、10年ぶり。
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「特定技能」創設半年で受け入れわずか219人 相手国含め準備不足露呈
出入国在留管理庁(入管庁)は11月13日、新在留資格「特定技能」で在留する外国人が、4月の制度創設から半年となる9月末時点で219人になったと発表した。入管庁によると、この約8割にあたる176人が技能実習からの移行で、特定技能の評価試験を経ての在留者は外食業と宿泊業の2分野の計26人にとどまった。ちなみに、政府は今年度最大で4万7,000人の外国人の受け入れを見込んでいる。また、特定技能の在留資格を得た外国人は11月8日時点で895人だ。 では、なぜこれほど現実の在留者とのかい離があるのか?入管庁によると、大きな要因となっているのが相手国の出国手続きに関するルール整備の遅れ。これにより、これまでの送り出し国として大きな比重を占めてきたベトナムでは、特定技能の評価試験が一度も行われておらず、日本政府の特定技能制度に関する詳細情報が認識され伝わっているのか、疑わしいとさえ思われる。また、フィリピンでは合格者が来日できない状況が続いているという。特定技能の評価試験を実施した国・地域は10月時点で日本を除くと6カ国、6分野にとどまる。 日本政府は産業界の悲痛な人手不足の声を受けて介護や外食業など14分野で5年間で34万人余り(うち初年度最大4万7,000人)の受け入れを見込んでいたから、現実とはかけ離れている。
理研・慶応大 長寿のメカニズム解明へ、特殊な免疫細胞保持
理化学研究所と慶応大学のグループは、110歳以上の長寿の人たちの血液に、通常の人にはほとんどない特殊な免疫細胞が多く含まれることを突き止めた。がん細胞などを攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」が多く、中でもとくに「CD4陽性キラーT細胞」と呼ばれる細胞は、20代から70代までの45人の平均と比べておよそ10倍含まれていたという。長寿の人たちでは、感染症やがんなどに対する免疫が強く働くことで、健康が維持されているとみられ、今回の研究結果が長寿のメカニズム解明につながるとして注目されている。研究成果は科学雑誌「アメリカ科学アカデミー紀要」電子版に発表された。 同グループは日本国内におよそ140人いる110歳以上の人たちのうち、健康な男女7人の血液を詳しく調べた。
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ニッスイ,12の大学など スケソウダラタンパク質に骨粗しょう症改善効果
日本水産(本社:東京都港区、以下、ニッスイ)の食品機能科学研究所は11月11日、2018年3月にスケソウダラタンパク質研究会を設立し、愛媛大学、東京大学、早稲田大学など12の大学や研究機関と共同研究を行ってきた研究結果を、第6回日本サルコペニア・フレイル学会大会(2019年11月9~10日、新潟コンベンションセンター朱鷺メッセ)で発表した。 この中で①ラットにおいて、スケソウダラタンパク質の摂取により骨密度が改善されたことから、骨粗しょう症改善効果があることが示唆された②朝のスケソウダラタンパク質摂取は高齢女性の骨格筋量増加に有効であることが示唆された-などラットで、スケソウダラタンパク質摂取はサルコペニアの予防・改善に有効であると考えられると報告した。
高齢者用超小型EV購入に経産省が補助金検討 買い物の交通手段
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日本の中小企業の「後継者不在率」55.6%、18年「休廃業・解散」最多
東京商工リサーチの分析によると、日本の中小企業で後継者が決まっていない「後継者不在率」は55.6%と半数以上の企業に及ぶことが分かった。代表者の年齢別では60代が40.9%、70代が29.3%、80代が23.8%で、代表者の高齢化が後継者難に拍車をかけていることが浮き彫りになった。産業別では労働集約型の「サービス産業ほか」、「小売業」などで後継者不在率が高かった。 2018年の「休廃業・解散」企業数は、過去最多の4万6,724社を記録した。この調査は同社の企業データベース379万社のうち、2017年以降の後継者に関する情報が蓄積されているデータから19万521社を無作為に抽出し、分析したもの。