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未来のモビリティ体験エリア新設、東京モーターショー開幕

「第46回東京モーターショー2019」の一般公開が10月24日、東京・有明および青海地区の「東京ビッグサイト」などで始まった。世界8カ国から187企業・団体が参加。11月4日までの12日間開催され、主催者は100万人の来場者を見込んでいる。                     今回の特徴は、従来の自動車展示主体から方向を変え、未来のモビリティ体験ができるエリアを設けている点。1人乗りの電気自動車(EV)や電動キックボードなど、いろいろなモビリティも試乗・体験できる「モビリティーのテーマパーク」を目指しているという。前回の来場者は77万人、ピークは1991年の200万人超だった。

阪大G iPS細胞の「心筋シート」使い初の心臓病治療治験申請へ

大阪大学の澤芳樹教授らの研究グループは10月22日、iPS細胞から作成した心臓病の筋肉の細胞をシート状にして、重い心臓病患者の心臓に直接貼り付ける手術を、より早く実用化を目指せる治験として実施するため、10月中に国の審査機関に申請すると発表した。今年度内を目途に1例目の手術の実施を目指していく。iPS細胞を使った心臓病治療の手術は世界で初めて。

天皇陛下 即位を国内外に宣言 2,000人を前に「即位礼正殿の儀」

天皇陛下の即位に伴う「即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)」が10月22日、皇居・宮殿であいにくの雨の中、皇族方11人および各界の代表や外国の元首などおよそ2,000人の参列者を前に、即位を国内外に宣言された。                                                天皇陛下は「黄櫨染御袍(こいろぜんのごぼう)」に身を包んで、皇后さまとともに儀式に臨み、「松の間」に設(しつら)えられた「高御座(たかみくら)」でお言葉を述べられた。この中で、天皇陛下は「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法に則(のっと)り、日本国および日本国民統合の象徴としての務めを果たすことを誓います」と述べられた。夜には祝宴にあたる「饗宴の儀」も行われた。

大阪を訪れた1~6月観光客数 623万3,000人で過去最多更新

大阪観光局の推計によると、今年上半期(1~6月)に大阪を訪れた外国人観光客は前年同期比6%増の623万3,000人と過去最多を更新した。国別で最も多かったのは中国からの258万人余りで、前年同期比19%増加した。このほか増加率が大きかったのが、ベトナムから50%余り増えて10万7,000人、英国から2倍以上の6万2,000人となった。一方、韓国からの観光客は114万9,000人でおよそ15%減少した。

日本 無念の敗退、南アに敗れベスト4に届かず ラグビーW杯

ラグビーワールドカップ日本大会、1次リーグ4戦全勝で9回目の出場で初めてベスト8に進出した日本は10月20日夜、準々決勝で優勝候補の一角、南アフリカと、東京・調布市の東京スタジアムで対戦、善戦むなしく3対26で敗退、初のベスト4入りはならなかった。南アの壁は厚かった。1次リーグ快進撃の余韻を残し日本は、前半はわずかにリードを許したが、3対5の接戦で折り返し、期待を抱かせた。だが後半は日本ボールのラインアウトでボールを奪われるケースが多かったほか、モールで押し込まれる場面が圧倒的に多かった。そのため、身長2m超えで体重100kg超えの選手を数多く揃え、フィジカルの強さを前面に出した堅いディフェンスと素早いパス回しで守勢に回され、日本が得意とするつなぎの形をそれほどつくれず、南アの陣形を切り崩すことができなかった。

9月の訪日外客数5.2%増の227万3,000人

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2019年9月の訪日外客数は前年同月比5.2%増の227万3,000人となった。前年同月の216万人を約11万人上回った。韓国市場の減速は続いているものの、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の開催により、欧州・アジア・大洋州からの訪日客が伸び、出場国が含まれる欧米豪市場の訪日外客数が前年同月に比べ7万7,000人増えた。また、中国市場および東南アジア市場が引き続き堅調に伸びていることが、全体の増加に寄与した。                                             市場別では英国が単月として過去最高を記録したほか、17市場(中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)が9月として過去最高を記録した。

世界経済成長率3%に引き下げ 10年ぶり低水準 IMF

国際通貨基金(IMF)は10月15日、世界経済見通しを発表し、2019年の世界全体の実質経済成長率を3.0%とし、7月時点から0.2ポイント下方修正した。5回連続の引き下げとなる。米中の貿易摩擦の長期化・激化を受けて、世界的に貿易や投資が減速しており、金融危機直後だった2009年以来、10年ぶりの低い伸び率となる。

東京で「世界食料デー」記念シンポ、食料問題を考える

外務省は10月18日、国連食糧農業機関(FAO)との共催により、東京で食品ロス削減に関するシンポジウム「食料問題を考える、『食品ロス』を知ろう!」を開催する。このシンポジウムでは、FAOの専門家を迎えるとともに、日本の企業や自治体の先進的な取り組みを広く紹介することにより、参加者の食料問題への理解を促し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた国際的な貢献の可能性を探ることを目指す。                        10月16日は世界の食料問題を考える日として、国連が制定した「世界食料デー」で、SDGsのもと2030年までに「飢餓ゼロ」の達成に向けて世界各地でイベント等が開かれる。

延べ142河川で氾濫、台風19号 列島各地に猛威の”爪痕”

10月12日から13日未明にかけて東日本を縦断した超大型台風19号は猛威を振るい、日本列島各地に記録的な大雨を降らせた。長野県の千曲川、宮城・福島両県を流れる阿武隈川など関東・甲信・東北地方などの21カ所で堤防が決壊し、河川流域の住宅地が大規模浸水した。記録的豪雨により河川の氾濫も相次ぎ、国土交通省によると東日本の延べ142河川で氾濫、泥水が住宅地を急襲。高さ1.5mから5mを超えた泥流は各地の自然の風景を変えた。

日本 強豪スコットランドに勝利 4連勝で初のベスト8進出

ラグビーワールドカップ(w杯)日本大会で、日本は10月13日一次リーグの最終戦で、過去の対戦成績が1勝10敗と圧倒的に分の悪い相手、強豪スコットランドに28対21で競り勝ち4連勝。この結果、ボーナスポイントも加え勝ち点を19に伸ばし、グループAの1位となり、9回目の出場で目標に掲げた、初のベスト8進出を決めた。日本の決勝リーグの相手はラグビーW杯で過去2回の優勝を誇り、今回の大会の優勝候補の一角、南アフリカで10月20日に行われる。スコットランドは2勝2敗の勝ち点11にとどまり、1次リーグ敗退が決まった。                                                                                                    スコットランド戦は、”つなぎ”の攻めとともに、とくに日本の守備力が光った。後半、28対7とし日本の勝利が安泰かに思われた後、スコットランドに2つのトライを返され、7点差に詰め寄られてからのことだ。残り時間10分余りとなったころから、スコットランドの底力を感じさせる攻めが始まり、日本にとっての必死の”忍耐”ともいべき防戦状態が続いた。しかし、日本はこれを尋常ではない”守備力”で、最後まで集中を切らさずリードを守り切った。                                                                                                                         大一番の会場となった横浜市の横浜国際総合競技場は、6万7,000人を超える観客で埋まり、試合前には両チームの選手らが観客とともに、台風19号の犠牲者に黙とうを捧げた。