政府 IR法案を閣議決定 全国3カ所、入場料6000円
日本政府は4月27日、カジノを含む統合型リゾート(IR)整備法案を閣議決定した。
この内容は①施設の整備区域は全国で当面3カ所までとし、最初の区域認定から7年後に見直す②日本人と国内に居住する外国人から入場料6000円を徴収する③入場回数を1週間で最大3回までとし、4週間で10回までに制限する④事業者に対し、カジノの収益の30%を国に納付することを義務付ける-などが柱。
政府はこの法案の、今国会での成立を目指す。
ミャンマーの外国投資認可 17年度は2年連続減に
ミャンマー投資企業管理局によると、同国の2017年度(2017年4月~2018年3月)に投資委員会が認可した外国企業の投資額は、前年度比約14%減の約57億㌦(約6100億円)にとどまった。前年度割れは2年連続。
アウン・サン・スー・チー国家最高顧問率いる現政権は、これまで積極的に外資誘致を呼び掛け、これをてこに経済成長を促してきた。しかし、投資額の2年度連続の前年割れで、新たな経済成長を促す仕組みづくりが求められていることが浮き彫りになった。
前年度割れの主な要因は運輸・通信部門が前年度の3分の1以下のわずか9億㌦にとどまったほか、電力(前年度比55%減)、ホテル・観光(同56%減)の両部門の減速も響いた。
一方、製造部門は堅調だった。前年度を50%上回る17億㌦で、4年ぶりの高水準だった。縫製業を中心に中国企業の進出が相次いだ。全部門の投資件数は前年度比61%増の222件に上り、過去最高だったが、その6割が製造業だった。
2025年のロボットの世界市場は8.3倍の15兆円規模に
富士経済(東京都中央区)の各種ロボット市場の分析・調査によると、2025年の各種ロボットの世界市場規模は2017年比8.3倍の14兆9553億円、このうち業務・サービスロボットの世界市場は同4.4倍の5兆7497億円にそれぞれ拡大する見込みだ。
様々な業界で業務効率化、自動化、省力化、また物流・搬送用・家庭用などで人手不足解消や作業員の負担軽減などを目的に導入が進んでいる。 中でも業務・サービスロボットではパワーアシストスーツが128億円と3.8倍に拡大するほか、ドローン、無人ヘリなどの需要が急増する見込み。
富士経済は業務・サービスロボット29品目、ソフトウェアロボット7品目、ロボット関連サービス4品目の国・地域別の市場動向について、現状を分析し、将来を予想した。