日産自動車は3月11日、内田誠社長(58)が3月末で退任し、後任に商品企画の最高責任者イバン・エスピノーサ氏(46)が4月1日付で就く人事を発表した。新たな体制で遅れているリストラ策の断行や、他社との提携を進め、経営の立て直しを図る。
内田氏は足元の業績悪化の責任を取る形で、6月の株主総会を経て取締役からも退く。坂本秀行副社長ら3人の副社長も退任する。
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セブン 新社長発表 米事業上場計画など自力で価値向上へ
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は3月6日、井阪隆一社長(67)の退任、社外取締役のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏(64)を後任に充てる人事を発表した。人事は5月27日付。
同社はカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシフォン・ㇰシュタールから買収提案を受けており、新体制のもとで自力での企業価値向上を目指す方針を明らかにした。
企業価値向上策は①主力の米国コンビニ事業について、2026年下半期までに米国で株式上場を目指す②祖業であるイトーヨーカ堂などを集約した中間持ち株会社「ヨークHD」を米投資ファンド、ベインキャピタルに8,147億円で売却する。ただ、セブン&アイは売却後も35%の株式を保有し、一定の関与を続ける③セブン銀行について、2025年度中に株式の保有比率を40%未満に引き下げ、連結対象から外す④上場液や事業売却益は自社株買いに充て、2030年度までに総額2兆円の自社株買いを実施する。