スズキは7月10日、同社初の量産電気自動車(EV)「eビターラ」を2025年度中に日本市場へ投入すると発表した。すでに英国では先行販売している。従来は夏頃から世界各国で順次販売するとしていたが、日本はじめ各国での販売は半期余りずれ込む見込み。
eビターラは、同社の海外の生産拠点、インド西部グジャラート州で生産している。人気が高まっている多目的スポーツ車(SUV)タイプで、二輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)を設定。航続距離が2WDが400km以上、4WDは450km以上を見込む。欧州市場を皮切りに日本、インドなどで販売する予定。
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ヤンマーHD シラスウナギ飼育コスト1/20 水産庁委託事業
ヤンマーホールディングス(本社:大阪市北区)は7月8日、シラスウナギの生産コストの大幅な削減に寄与するウナギ種苗量産用水槽を開発したと発表した。これは水産庁の委託事業「ウナギ種苗の商業化に向けた大量生産システムの実証事業」で、国立研究開発法人 水産研究・教育機構、一般社団法人マリノフォーラム21との共同事業。
量産用水槽では、1水槽あたり約1,000尾のシラスウナギの生産に成功。従来の大型水槽と比べ1尾当たりの飼育コストを約20分の1(1,800円程度)に削減できたとしている。特許も取得済み。
今回開発した量産用水槽は直径が40cm、軸長150cm。ヤンマーの流体解析技術により、水槽内の流れ場の最適化を図った。部材は繊維強化プラスチック(FRP)製で、耐久性とコスト競争力に優れている。
JR西日本 新幹線で”即日配送”サービス 7月から開始
エヌビディア時価総額上場企業初4兆㌦超え トヨタの15倍
万博「空飛ぶクルマ」デモ飛行 7/12にも3カ月ぶり運航再開
複数の運航関係者によると、大阪・関西万博の会場で次世代の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」のデモ飛行が、7月12日にも再開される見通しとなった。再開されるのは米リフト・エアクラフトが開発した1人乗りの「ヘクサ」(全長4.5m、高さ2.6m)。7月12〜14日と19〜21日の6日間、会場西端の離着陸場の上空を飛行する計画という。
このほか、万博での空飛ぶクルマのデモ飛行は残りの2陣営も会期中、運航事業者ごとに期間を区切って披露されることになっている。スカイドライブは7月下旬〜8月下旬。ANAホールディングスと米ジョビー・アビエーション陣営は9月下旬〜閉幕日の10月13日に運航を予定している。
事故は4月26日に発生。プロペラモーター18個のうち1個が破損し、このモーターを覆うプラスチック製カバー2個が落下した。これにより、原因究明と安全確保のためデモ飛行は中止されていた。事故の原因は、プロペラを回すモーターを設置する部分に、部品メーカーから強度が基準より低い部品が使われていたためーーと分かった。
セイコーE インド初の大容量インクタンクプリンター生産
訪問介護事業者 25年1〜6月倒産45件で最多 中規模にも波及
Jパワーと日立 AI向けデータセンター構築で共同検討に合意
日産 鴻海とEV協業を検討 追浜工場で鴻海のEV生産案も
川崎重工 台湾の鴻海科技Gと看護師補助ロボを共同開発
川崎重工は7月4日、電子機器受託製造で世界最大手の台湾企業、鴻海科技グループ(フォックスコン)と提携し、看護師補助ロボット「Nurabot(ヌーラボット)」を共同開発したと発表した。2026年の市場投入を目指し、2025年4月より台湾の国立病院、台中栄民総医院(所在地:台中市)で実証実験を実施中。
ヌーラボットは、川崎重工が開発した自律走行型ソーシャルロボット「Nyokkey」をベースに、看護師の業務補助を目的に、特別に設計したロボット。物を掴むことができる2本の腕、荷室、自走機能を有しており、主に採血した検体の輸送、薬剤の輸送、入院時の施設案内、患者向けの衛生教育などの業務を看護師に代わり担う。