「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

9月の近畿有効求人倍率は前月横ばいの1.17倍 宿泊・飲食業増加

大阪労働局のまとめによると、近畿の9月の有効求人倍率は8月と同様1.17倍だった。求人数も求職者数もわずかに減少したことから求人倍率は変わらなかった。
府県別にみると、滋賀県1.34倍、奈良県1.32倍、京都府1.25倍、和歌山県1.24倍、兵庫県1.16倍、大阪府1.09倍だった。新規求人数を産業別にみると、前月比で宿泊業・飲食サービス業が1.3%増えたが、製造業が14.5%、建設業が6.2%それぞれ減少した。

阪大グループ 紙おむつの処理で環境への負担軽減へ新技術開発

大阪大学の研究グループは10月24日、紙おむつに使われている水分を吸収する素材、吸水性ポリマーをトウモロコシのデンプンなどで作製することに成功したと発表した。この素材はプラスチックなどとは異なり、自然環境下で分解されるためゴミとして処理する際の負担の軽減につながると期待されている。
近年急速に増えつつある紙おむつで、ゴミとして排出される量はおよそ220万トンに上り、一般廃棄物の5%を占めるといわれている。

9月求人広告件数5.1%増 29カ月連続前年上回る

人材サービス会社でつくる全国求人情報協会(全求協、所在地:東京都千代田区)のまとめによると、9月の求人広告件数(週平均、職種別)は前年同月比5.1%増の131万3851件だった。前年同月を上回るのは29カ月連続。
主要職種では小売店などの販売が18.7%増の24万7,829件、調理サービスが14.1%増の13万1,844件だった。ただ、32.3%増だった前年同月に比べ伸び率は鈍化している。また、事務職は前年同月比12.9%減少している。

9月のバイト時給 平均1,161円で9カ月ぶり過去最高を更新

リクルートのまとめによると、三大都市圏(首都圏、東海、関西)の9月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比20円(1.8%)高の1,161円だった。9カ月ぶりに過去最高を更新した。人手不足が顕著な外食を中心に上昇が目立ち、10月の最低賃金引き上げに対応する動きもみられた。

英スナク首相 主要都市結ぶ高速鉄道計画縮小を発表 費用高騰で

英国のスナク首相は10月4日、マンチェスターで開かれた保守党大会で、2009年に発表された英国の主要都市を最高時速360kmで結ぶ高速鉄道「HS2」計画について、「HS2は時代遅れの合意の、究極の例だ」と述べ、費用の高騰を理由に縮小することを発表した。これにより、計画されていた第2期の着工はせず、代わりに地方の交通網の整備を進める方針を明らかにした。
同計画では首都ロンドンから中部バーミンガムに向かう第1期が建設中で、車両の製造や保守を日立製作所のグループ会社などが受注している。第2期ではさらに北部のマンチェスターなどを結ぶ予定だった。インフレの影響もあり、建設費用がかさみ続け総額1,000億ポンド、日本円換算で18兆円を超えるとも試算されていた。

ノーベル生理学・医学賞にカリコ氏ら コロナワクチン実用化で功績

スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月2日、2023年のノーベル生理学・医学賞を米ペンシルベニア大学のカタリン・カリコ教授(68)と同大のドリュー・ワイスマン教授(64)に授与すると発表した。両氏は新型コロナウイルスワクチンを実用化に導いたことが評価された。遺伝情報を伝える物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を使うワクチンに欠かせない基盤技術を開発した。

8月の関空国際線旅客数 前年比11倍の164万人 コロナ禍前の7割

関西国際空港などを運営する関西エアポートによると、8月の関西国際空港の国際線旅客数は、前年同月比11倍の164万6,852人だった。新型コロナウイルス禍前の2019年8月比で74%まで回復した。夏休みの旅行需要が回復したほか、中国を除くインバウンド(訪日外国人)の増加も寄与した。国際線旅客数のうち外国人は前年同月比17倍の121万1,871人、日本人は同5倍の42万2,371人だった。
関西エアポートが運営する関空、大阪国際(伊丹)、神戸空港の3空港を合わせた国内線旅客数は同12%増の227万7,956人で、新型コロナ禍前の88%まで回復した。

8月の転職求人過去最高に「インボイス」人材の需要増で

パーソルキャリアの8月の転職求人倍率調査によると、企業の求人数は前月比1.5%増となり、2カ月ぶりに過去最高を更新した。また、求人倍率は2.38倍と過去2番目の水準だった。求人が増えているのは、インボイス(適格請求書)制度の開始を10月に控え、経理支援システムを売り込む人材の拡充など企業の求人意欲が高まっているため。9月以降も人手確保の動きは旺盛になる見通しという。

8月の派遣時給 三大都市圏で4.3%上昇し1,680円, いぜん強含み

人材サービス大手のエン・ジャパンのまとめによると、8月の派遣社員の募集時平均時給は三大都市圏(関東・東海・関西)で、前年同月比70円(4.3%)高の1,686円となった。求人は経験者やスキルを持つ人材を中心に活発で、人材確保の動きが熱を帯びている。契約更新の時期に差し掛かる9月末を前に、時給はいぜん強含みの情勢だ。

60〜80代の職探し 48.5%「経済的な理由」年金だけでは…

求人検索サイト、インディード・ジャパン(所在地:東京都港区)がまとめた高齢世代の求職活動実態調査によると、求職活動をしたことがある人は35.9%に上った。これは2023年8月、60〜80代の男女約3万人を対象にインターネット上で実施した結果、分かったもの。求職者のうち48.5%が、求職の理由を「経済的な理由」と回答。年金以外の収入源を必要と訴えていた。