「アジア」カテゴリーアーカイブ

JR西日本 23年3月期3期ぶり黒字, 最終885億円, 旅行需要回復

JR西日本(本社:大阪市北区)が4月28日発表した2023年3月期の連結決算は、最終損益が885億円の黒字(前期は1,131億円の赤字)となった。黒字転換は3期ぶり。旅行需要が回復し、鉄道収入の増加やホテルの稼働率上昇が寄与した。年間配当は3年ぶりに25円増配する。売上高は35%増の1兆3,955億円、営業利益は839億円の黒字(前期は1,190億円の赤字)だった。鉄道需要で在来線の収入がコロナ禍前の2019年比で8割まで回復した。

23年度の関西企業の中途採用計画12.1%増 伸び率低下

日本経済新聞が関西2府4県に本社を置く主要企業を対象に行った採用計画調査(最終集計)によると、2023年度の関西主要企業の中途採用計画は、2022年度実績比12.1%増となった。ただ、この数値は前年度を8ポイント下回っているほか、全国平均の24.2%の半分にとどまっている。
デジタルトランスフォーメーション(DX)などの実現に向け、技術者を中心に転職による人材の流動化が進みつつあることは確かだが、その動きは昨年より鈍化している結果となった。

関西圏の「空飛ぶクルマ」35年に1,850億円市場に

大阪府は3月28日、大阪府を含む関西圏での「空飛ぶクルマ」の市場が、2035年頃に最大で約1,855億円にまで成長するとの試算を公表した。府の委託を受けたデロイトトーマツコンサルティングが2025年万博で実用化された空飛ぶクルマの運航サービスが実現したと想定し、搭乗者が支払う利用料金や離着陸場(ポート)運営にあたって得られる利益などから市場規模を算出した。

JR大阪駅「うめきた」新ホームを公開 3/18開業

JR西日本(本社:大阪市北区)は3月16日、大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」内で18日に開業する大阪駅の新ホームを報道陣に公開した。新ホームでは実証実験を予定している”顔認証”で通過できる改札機など最新の駅設備を導入する。
同ホームには特急「はるか」「くろしお」などが乗り入れ、梅田地区から関西国際空港など大阪府南部へのアクセスが向上する。

JR西日本 24年度の採用人数2.1倍 民営化後で最多

JR西日本(本社:大阪市北区)は3月1日、2024年度の新卒や中途を含めた採用計画を前年度比2.1倍の約1,420人にすると発表した。年間採用計画としては1987年の国鉄民営化以降で最多になる見通し。このうち、2024年4月に入社する新卒の採用計画は約840人、契約社員を含む社会人採用は約550人、医療職採用は約30人としている。
同社は新型コロナウイルス禍による乗車需要の激減で業績が悪化。この間、従業員の他業種企業への期間限定派遣などで強力にコスト削減を進めるとともに、採用を抑制してきた。こうした諸施策が奏功、業績が回復しつつあることから人材確保へ舵を切り、採用を強化する。
同社の2023年3月期の連結最終損益は3年ぶりに黒字転換する見通し。

関空1月の国際線旅客数88万人 コロナ前の43%に

関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港を運営する関西エアポートによると、1月の関西国際空港の国際線旅客数は、前年同月比39倍の88万8,465人だった。入国規制の緩和で訪日外国人客がふえたもので、新型コロナウイルス禍前の2020年1月の43%の水準まで回復した。
なお、3空港合わせた1月の国内線旅客数は前年同月比52%増の182万1,227人。2020年1月比86%に回復したが、前月比では1割減となった。

うめきた2期のホテル「阪急グランレスパイア大阪」

うめきた2期開発事業者JV9社(代表企業:三菱地所)は2月16日、緩急阪神ホテルズ(本社:大阪市北区)がオペレーターとなるアップスケールホテル(南街区)のブランドが「ホテル阪急グランレスパイア」に決定したと発表した。同ホテルは2024年度下期の開業を目指す。
阪急グランレスパイアは南街区の28階建て複合ビルの5階から28階に位置し、レストラン、ラウンジ、フィットネスなどを設置する。客室は約23㎡を中心に全482室で、インバウンド需要をはじめ、夫婦のカップルの利用を見込む。
2019年にJR大阪駅前のヨドバシ梅田タワーで開業したファミリー層向けホテル「ホテル阪急レスパイア大阪」に比べ、高スペックにして価格帯も引き上げる。

近畿22年の有効求人倍率1.12倍 3年ぶり前年上回る

大阪労働局のまとめによると、近畿2府4県の2022年の有効求人倍率は1.12倍と、宿泊業と飲食業が大きく改善したことで、3年ぶりに前年を0.11ポイント上回った。
府県ごとの有効求人倍率を就業地別にみると、奈良県が1.36倍(前年比+0.08)、滋賀県が1.32倍(同+0.19)、和歌山県が1.25倍(同+0.11)、京都府が1.18倍(同+0.14)、兵庫県が1.14倍(同+0.12)、大阪府が1.04倍(同+0.10)だった。

道頓堀に「IoTゴミ箱」センサー装備 実証実験開始

大阪・ミナミの道頓堀ナイトカルチャー創造協議会、JTB、NTTコミュニケーションズは1月5日、ゴミの量を検知して圧縮し、満杯になると通知する「IoTゴミ箱」を設置する実証実験を始めた。道頓堀商店街の観光案内所の機能を持つカフェ「Pivot BASE」前に設置した。実証実験は2月5日まで。
同ゴミ箱は通常の5倍の量を収容できるという。たこ焼きの紙皿などポイ捨ての多い道頓堀で、ゴミを減らす効果などを検証する。捨てたゴミの種類などを答えるとクーポンがもらえる機能も加えて利用を促す。

大阪市とパナソニックC スマートシティ実現で連携

大阪市とパナソニックコネクトは12月15日、「スマートシティの実現に向けた画像解析技術の利活用にかかる連携協定」を同日、締結したと発表した。顔認証技術やAIカメラをはじめとする画像解析技術の利活用の可能性等を追求するため。
同協定の第一弾として「OSAKA光のルネサンス2022」実施会場での人流検知・通過者カウントの共同実証実験を行う。