メディカロイド(本社:神戸市中央区)は4月17日、手術支援ロボット「ninotori(TM)サージカルロボットシステム」の胸部外科領域への適応について、4月15日付で厚生労働省より承認を取得したと発表した。
ninotoriは、2020年8月、国産の手術支援ロボットとして、泌尿器科領域における製造販売承認を取得。その後、2022年10月に消化器外科および婦人科にも適応領域を広げ、国内の医療現場で採用されている。今回の承認取得により、対象診療科をさらに拡大、新たな領域で手術をサポートする。
「新システム」カテゴリーアーカイブ
東大など 培養液を3℃加温するだけでレタスの収穫量向上
サントリー 東京ガスと水素でウイスキー原酒造りに成功
JR東海 太陽光路面発電とEVの廃バッテリーによる給電実証
東京都「晴海フラッグ」に水素ステーション開設 全国初
三井化学 廃プラン分解油によるケミカルリサイクル製品
東大, 京大 廃熱発電システム LIB搭載の制御システム構築
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」(助成事業)の一環として、東京大学、京都大学などは3月19日、廃熱を使った有機ランキンサイクル(ORC)発電システムに、最大10KWh超のリチウムイオン電池(LIB)を搭載した制御システムの構築に成功したと発表した。
今回開発した「独立型ORC発電システム(5KW級)」は、世界最高の発電効率と省エネルギー化を実現するとともに、LIBに蓄電された電気を起動電力として、脱炭素社会に貢献していく。併せて災害時などの電力喪失時においても独立して発電・蓄電し、導入先のBCP対策や復元力(レジリエンス)性の高さで社会貢献できることが期待される。
同プロジェクトには馬渕工業所、宮城県産業技術総合センター、イーグル工業が参加した。
東京都 リコーと曲がる太陽電池の実証 都庁展望台で開始
テルモ, 京大iPS財団 再生医療普及へiPS細胞の培養自動化
花王 回収したCO2活用の植物工場「SMART GARDEN」
花王マテリアルサイエンス研究所は3月14日、佐賀市の清掃工場から排出されるCO2を回収・精製できる設備を利用し、独自の植物工場「SMART GARDEN(スマートガーデン)」を構築したと発表した。スマートガーデンでは使用電力や水使用量で環境負荷を低減しつつ、植物を効率よく栽培することが可能。
具体的には①スマートガーデンではCO2を光合成を促進させるほか、植物に与えることで生長速度が約20%向上することを確認②水を繰り返し循環利用することで、露地での栽培品と比較して水使用量は約40%にとどまっている③使用する電力すべて地熱、水力発電といった再生可能エネルギーにすることでCO2の排出を削減している。
さらに栽培した植物からエキスの抽出まで一気通貫で行い、高純度・高効率な植物エキスを得ることができる成分制御技術を開発した。