fujishima のすべての投稿

三菱電機 約220億円投じ3カ所で防衛装備品生産棟を建設 

三菱電機(本社:東京都千代田区)は10月25日、計約220億円を投じ、神奈川県鎌倉市、福島県郡山市、兵庫県尼崎市の3カ所に防衛装備品の開発・生産体制を整備すると発表した。整備するのは鎌倉製作所、同製作所郡山工場、尼崎の電子通信システム製作所で、計8棟を建設する。2025年4月から順次竣工していく。

9月のPC国内出荷台数3%増 買い替え需要で6カ月ぶりプラス

電子情報技術産業協会(JEITA)のまとめによると、2023年9月のパソコン(PC)国内出荷台数は前年同月比3.2%増の73万1,000台だった。プラスに転じたのは6カ月ぶり。新型コロナ禍での在宅勤務で導入したPCの買い替え需要が出た。法人向けの増加が目立った。
機種別にみると、ノートPCの出荷台数は2.5%増の62万6,000台、出荷金額は9.8%増の645億円だった。デスクトップPCの出荷台数は7.5%増の10万5,000台、出荷金額は3.9%増の114億円だった。

トヨタ 国内工場が9日ぶり全面稼働再開 事故から復旧

トヨタ自動車は10月26日午前、国内工場の稼働を全面再開した。車用のバネの生産を手掛けるグループ会社、中央発條の藤岡工場(所在地:愛知県豊田市)で16日、爆発事故が発生し部品の供給が滞って工場の稼働が停止が続いていた。中央発條が自社の国内外の工場で代替生産の体制を整え、9日ぶりに全面復旧にこぎ着けた。

JR西日本 大阪ー福岡 山陽新幹線で訪日客の荷物配送 10/30~実証

JR西日本(本社:大阪市北区)は10月24日、ジェイアール西日本マルニックスとともに山陽新幹線「こだま」を使って、訪日客の荷物を大阪市内の提携ホテルから福岡市内の提携ホテルまで配送する実証実験「新幹線キャリーサービス」を始めると発表した。
実施期間は10月30〜2024年3月31日まで。料金は荷物1個につき8,000円。配送希望日の3日前までに専用サイトで予約を受け付ける。午前中に発送すれば当日受け取れる。
提携ホテルはリーガロイヤルホテル大阪、ニューオータニ大阪、グランヴィア大阪、ヴィスキオ大阪など大阪市内6施設と、ヒルトン福岡シーホーク、グランドハイアット福岡、ANAクラウンプラザホテル福岡、ザ・リッツ・カールトン福岡、ホテルオークラ福岡、ホテルニューオータニ博多など福岡市内10施設。

INPEXと大阪ガス メタネーション試験設備のプラント本工事に着手

INPEXと大阪ガスは共同で10月24日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から採択された助成事業のもと、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けたCO2メタネーションシステムの実用化を目指した技術開発事業を、同日付で同設備の起工式を実施し、プラント本工事に着手したと発表した。
これはメタネーションによるCO2排出削減・有効利用実用化のための技術開発事業で、両社は2023年から世界最大級となる家庭用1万戸分に相当する400N㎥−CO2/hの試験設備の建設を進めてきた。2025年度中の同プランと試運転・運転開始を目指している。

三菱自 ルノーグループのEV新会社「アンペア」へ出資 最大2億ユーロ

三菱自動車工業(本社:東京都港区)は10月24日、ルノーグループ(本社:フランス ブーローニュ・ビアンクール)が設立するEV(電気自動車)&ソフトウエア新会社、アンペアへ出資すると発表した。アンペアへの出資額は最大で2億ユーロとなる。
三菱自動車は電動車開発とアライアンスとの連携強化に取り組んでおり、その強化策の一環。協業の第一弾として、欧州市場でアンペアよりEVのOEM供給を受ける予定。

ブイキューブなど 兵庫県養父市で11/7より遠隔診療の実証開始

ブイキューブ(本社:東京都港区)は10月24日、PHCホールディングス傘下のウィーメックス(本社:東京都渋谷区)とともに、兵庫県養父市の公民館「あけのべ憩いの家」に、リアルタイム遠隔医療システム「Doctor-Cart」が搭載された「TELECUBE」を設置し、11月7日よりオンライン診療の実証事業を開始すると発表した。
この実証事業は2023年5月18日、厚生労働省民政局による通知「へき地等において特例的に医師が常駐しないオンライン診療のための診療所の開設について」を受け、へき地における持続可能な地域医療の提供を目指すことを目的とした取り組み。
同実証事業を行うことにより、地域住民の医療アクセス向上に加えて、地域医療が住みたい場所で健康的に暮らせるための疾病の重症化予防や、医師の移動負担の軽減や診療の効率化など、患者・医師双方のニーズに適した地域医療への貢献を目指す。

三菱自動車 中国生産から撤退を発表 特損243億円 EV出遅れで

三菱自動車工業(本社:東京都港区)は10月24日、中国での車両の現地生産から撤退すると発表した。合弁会社の株式は、三菱商事の保有分とともに合弁相手の広州汽車集団に譲渡する。2024年3月期連結決算で関連費用243億円の特別損失を計上する。中国市場で想定を大きく上回る速さでEV化が進んだ中、同社はEV化で出遅れによる事業採算の悪化が響いた。

「ジャパンモビリティショー2023」開幕 約500の企業団体が参加

国内最大級の自動車ショー「ジャパンモビリティショー 2023が10月25日、東京・江東区の東京ビッグサイトで開幕した。東京モーターショーから名称を変えて、4年ぶりの開催となり、過去最多の500社・者近くの企業・団体が参加している。25〜27日は報道や特別招待者向けで、一般公開は28日から11月5日まで。
各社が新型電気自動車(EV)はじめ、四足歩行ロボットや空飛ぶクルマなど次世代および近未来のモビリティのコンセプトカーなどを提案している。国内勢に限らず、海外からも中国のEV大手、比亜迪(BYD)などが最新モデルを出展している。

IHI GEなどとシンガポールのアンモニア発電事業で協業

IHIは10月24日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と、シンガポールのエネルギー大手セムコープ・インダストリーズとともに、天然ガスの代わりにアンモニアを燃やして発電する事業で協業すると発表した。現在ジュロン島で稼働しているセムコープの火力発電設備をアンモニア対応に改造する。対象はGE製のガスタービンで出力は400メガワット(MW)超。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないアンモニアに切り替えることで脱炭素化を進める。