関西国際空港などを運営する関西エアポートによると、8月の関西国際空港の国際線旅客数は、前年同月比11倍の164万6,852人だった。新型コロナウイルス禍前の2019年8月比で74%まで回復した。夏休みの旅行需要が回復したほか、中国を除くインバウンド(訪日外国人)の増加も寄与した。国際線旅客数のうち外国人は前年同月比17倍の121万1,871人、日本人は同5倍の42万2,371人だった。
関西エアポートが運営する関空、大阪国際(伊丹)、神戸空港の3空港を合わせた国内線旅客数は同12%増の227万7,956人で、新型コロナ禍前の88%まで回復した。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
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京大 iPS細胞活用し難病の筋ジストロフィー治療に新技術
京都大学iPS細胞研究所の堀田秋津准教授らの研究グループは、難病の筋ジストロフィーの患者からiPS才能をつくり、遺伝子を操作できる新しい技術を使って、病気の原因となる異常を取り除いて正常な細胞をつくることに成功したと発表した。
遺伝子変異の場所が異なる3人の筋ジストロフィー患者からiPS細胞をつくり、ゲノム編集と呼ばれる遺伝子操作の中でも、国内で開発された新しい手法を使って、3人のそれぞれ病気の原因となる異常な細胞を取り除くことに成功したという。このiPS細胞を筋肉の細胞に変化させて調べたところ、機能が正常になったことを確認できた。研究グループは今後、新しい治療法の開発につなげたいとしている。
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産総研 ニオイから魚肉の鮮度を判定するセンシング技術を開発
京大など国際共同研究G ソバゲノムを解読, 世界初モチ性ソバを開発
京都大学などの国際共同研究グループは8月11日、孤児作物の一つ、ソバのゲノム配列を染色体レベルで高精度に解読することにより、ソバのゲノム進化と栽培ソバの起源を解明。さらに予測された遺伝子をゲノム編集技術に依存しない手法で改変したと発表した。
その結果①これまで世界に存在しなかったモチ性ソバを開発することに成功②ソバの繁殖様式を他殖性から自殖性へ転換させることにより、新たな自殖性ソバの開発にも成功した。今回の研究で用いられた育種方法は、ゲノム編集技術に未対応な多種多様な孤児作物の改良に貢献することが期待される。
これらの成果は現地時間2023年8月10日、英国の国際学術誌『Nature Plants』にオンライン掲載された。
国際共同研究グループには京都大のほか科学技術振興機構、農業・食品産業技術総合研究機構、かずさDNA研究所、総合研究大学院大学、千葉大、理化学研究所などが参画している。